File19 ページ20
「こいつか！」
分駐所に戻り 薬局の防犯カメラを確認すると札束と共に青池の所持していたスーツケースにはぬいぐるみらしき物が映っていた
「あ！あ！あ！」
『ほんとだ！！宝石みたいなのが入ってる！！』
伊吹はうさぎの目から宝石の様な粒を取り出すと天に翳した
「練習台につくったんだろ」
「ぬいぐるみにして国外に持ち出す算段だった…」
「よぉーしミッシーング 1億円のうさちゃんを探せ〜」
伊吹は楽しそうに陣馬達に問いかけた
『キュウちゃん何してるの？？』
「んー」
彼の手元を見れば青池透子のツブッターのアカウントが開かれていた
「なんだか引っかかるんですよね」
『何が？？』
「なんか皆さんが言ってることと私が見てる内容は一緒なのに話が全然かみ合わなくて…なんなのか、」
『どゆことぉ…？？』
「…青池透子は誰を助けたんでしょうか」
「ん？？」
九重の言葉にうさぎの行方について話していた4人が九重とAの方を振り返った
「助けるって…誰を？」
「…何が？？」
「最後のツイートに私が助けるって」
『…確かに』
「は？Aも九重も前後を読みなさい」
桔梗の言葉にツイートを読み返すがあんまりピンとこなくて2人で顔を見合わせて首を傾げた
「ほんとに意味が分からないんですけど…」
『なんだろ、、何がおかしいんだぁ…』
「だって！！これのどこが恨みなんですか！！」
『青池は最後まで戦おうとしてるようにしか私にも見えないんですけど…』
Aの言葉に志摩が勢いよく立ち上がり全員が驚いて彼の方を見た
「逆だ 読む順番！！」
「おぉ！！」
「逆に読んでたんですね！」
『そりゃ確かに話が分からない訳だよね キュウちゃん笑』
Aと九重は食い違いが分かりホッと肩を撫で下ろした
「ツブッターは新しい方が上」
『皆さんツブッターやってないんですか？そりゃ分からないですよね……』
2人の言葉に青池のツイートをさっきとは逆の順番に志摩は読み始めた
「最後に一つだけ…」
「青池透子は最後に誰を助けたんでしょうか？」
「九重ぇええー！！！」
「キュウちゃんんんん」
九重の気づきにAを除いた男たちは彼をこれでもかと撫で回しているのを見てAは微笑んだ
「止めて！止めて！」
『キュウちゃんナイスだね！！』
「めちゃくちゃびっくりした…」
撫でられまくった九重の頭も服もぐしゃぐしゃに乱れていてそれを見て彼女はまた笑みを浮かべた
2020.08.23
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たみお(プロフ) - りょうこさん» わざわざ長々感想頂いてありがとうございます！こんなに喜んでいただけるとは思いもよりませんでした これからもまだ連載しておりますのでよろしくお願いします！＼(^o^)／ (2020年9月17日 23時) (
レス) id: 6a9b333648 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ - こんなことで喧嘩するなんて大人気ない ましてや後輩の彼女に腹を立てるなんて…の部分は、志摩さんが自分自身に、俺としたことが…と言う印象も受けました！何度も読ませて頂いて、色々と書きたい思いが出てしまい、長々と申し訳ございません！m(__)m (2020年9月17日 6時) (レス) id: ba306ee394 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ - 最初の２つ目のコメントで、訂正と抜けてしまった部分が、ございます。相手を思って合っていて、と書き込みをしてしまいましたが、思い合っていて、優しさを感じましたし、とても仲良いんだなあと言う印象をもちました。が正しい文章でした！申し訳ありません！m(__)m (2020年9月17日 6時) (レス) id: ba306ee394 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ - 雰囲気が、ホッコリしました！素敵な作品を書いて頂き、ありがとうございました！本編も楽しみにしております！ (2020年9月17日 6時) (レス) id: ba306ee394 (このIDを非表示/違反報告)
りょうこ - いつつも、中立な立場と言うイメージが強かったので、どちらかに肩入れすることなく、解決へ導く部分が、さすがだなと思い、ドラマのシーンのようでした！2人が、うどんを食べて、意見がピッタリの所が、喧嘩などなかったかのような反応で、自然と仲直りできている (2020年9月17日 6時) (レス) id: ba306ee394 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たみお | 作成日時：2020年8月19日 19時
