[短編集]姦しく幸せな日常を[wrwrd][完結]

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コネシマ


コ「…その本もええけど、ん」

ん、と頭をさしだしてくる
撫でろという意味だろう。
『この本思ってたより面白いねー』
「せやろ、しかも最後のどんでん返しがまた…」
彼から借りた本は中々に面白くて感想を言えば
機嫌がなおりこそしないものの、話にはのってくれる
貴方と感情を共有出来ることが嬉しいらしく
時間が経てば機嫌はなおった




ロボロ


ロ「別に…俺と話すよりええんやろ…」

そっちの本が、と付け足しまた椅子の上で三角座りし始める
『ロボロ、ごめーんね？』
「…ええけど、構ってや」
後ろから抱きついて謝れば、少し滲む瞳と目が合う
誘われるようにキスを落とせば、
珍しく彼の方から舌を入れてきたが完全に受け身だった





エーミール


エ「あの…かまって、ほしい、です」

自分だって貴方が居ようと本を読む時があるから、と不機嫌にあまりならないよう、必死に堪えていた彼
けれど貴方が『何も言わんかったらまた新しい本読み出すけど』と追い討ちをかければ発されたその言葉
『良く言えました』
彼の前髪をそっと上にし、額にキスを落とせば
可愛らしいほどに顔を染めた





ショッピ


ｼｮ「…さっきまで構ってくれんかったくせに…」

ボソリと呟かれた本音
彼にしては珍しいほどに感情が顕だ
『っ、かわいいなあもう』
「うっさいです」
胸の前で抱き締めながら頭を撫でれば、言葉は刺々しいのに素直に抱かれ続ける
ツンデレだなあ、と貴方は口にはしないが内心そう思った



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綾香さんリクエストありがとうございました！
もっとこじらせてもよかったんですが、今回は可愛めにしてみました！
自分だって貴方のことを放っておくこともあるけど構って欲しい、と葛藤してるイメージです
思ってたのと違うなどあるかもしれませんが、
素敵なリクエスト下さりありがとうございます！

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