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コネシマ


コ「…そうか」

敵意も哀れみも何も無い。彼は分かってる
謝れば過去の自分たちがしたことを否定し、もっと貴方を傷つける
「悪いけど、俺は何もかわらん。それがお前に出来る償いや」
真っすぐ瞳を見て、告げたそれはあまりにも彼らしくて
貴方は眉を下げて微笑んだ



ロボロ


ロ「A、ごめ…おれ…」

調べるつもりのなかった情報、昔の自分たちが犯した過ち
何に対して自分が謝るべきかもわからず、彼は涙を溢した
自分が泣くべきではと理解しているのに、どうもそれは止まらない
『…私が許したら、死んだ彼らはどうなるの?』
答えが返ってくるわけないと知り聞けば、彼の涙はもっと溢れた
彼も貴方のやるせなさがわかるから。



エーミール


エ「…苦しかったですよね」

憎んだ相手と過ごす日々、憎むべき相手が愛おしく思える自分
何もかも貴方には苦しかっただろう
珍しく彼の方から貴方の頭を撫でる
その目に偽善の色など無い
「…今はゆっくり休んでください」
まるで労うようにカップに注がれた紅茶は少し塩の様な味がした




ショッピ


ショ「っ…俺…」

あの時、まだ彼は幹部ではなかった。とはいえ結構上の地位だったことは知っている
知らなかったとはいえ、彼もまた貴方にとって憎むべき一人なことは変わらない
『ショッピ君、私が刃を向けたら…どうする?』
「…止めます」
その復讐の刃を受け入れるわけにはいかないから
彼は貴方に一言だけ謝罪を零した



(特別枠)


チーノ


チ「…そうですねえ、でも、殺せへんねんやろ?」

見透かすようなその眼鏡の奥の瞳が寂し気に笑った
どうすればいい、私はこの愛憎と共にどう生きていけばいい
抱えるにはあまりにも大きすぎて
その時軍にもいなかった彼に問えば、彼は困ったように笑うばかり
「Aさん、泣かんといて」
頬を撫でる手はあまりにも優しくて、彼の本心がどうだったとしても、今はこの優しさに絆されたかった。



___________________


陣城 要さんリクエストありがとうございます!
遅くなり申し訳ありません
設定をそのままにしながら書くには少し難しく、いつもの設定ガン無視で書かせていただきました
少しでも気に言って頂ければ幸いです
良ければまたリクエストよろしくお願いします!



__________
専門学校の課題がえぐいえぐい…汗

彼と一緒に眠ってみた *リク*→←彼らに秘密がバレてみた *リク*



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みらいちゃんです! - 自分的に今まで読んできた中で1番好きな作品です。すごくよかったです。 (6月30日 14時) (レス) @page29 id: c5fe17e93b (このIDを非表示/違反報告)
チェリーの子(プロフ) - えっえっえっ琴葉様…?おかえりなさいませ…!更新誠にありがとうございます…!! (2023年1月9日 1時) (レス) id: 39ba198b16 (このIDを非表示/違反報告)
綾央(プロフ) - 主様おかえりなさい。更新ありがとうございます…! (2023年1月8日 23時) (レス) @page50 id: 38d8890eac (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 主様!?おかえりなさいです( ; ; )!? (2023年1月8日 22時) (レス) id: 6c42b5a823 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - 主様、おかえりなさい。そして、ありがとうございます (2023年1月8日 22時) (レス) @page50 id: c340a98e09 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴葉 | 作成日時:2019年10月31日 11時

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