[短編集]Everyday life with you[wrwrd][完結]

↓※ ページ34

『ア"ッ…まっ、て…』

ゾ「ッ、きっつ…」


慣らしもしていないそこは意外にもきつく中々奥へと入らない。
いれられてるAの方を見れば涙を滲ませ
痛みを逃すためかシーツをぎゅっと握りしめていた。



ズキッ



先程の不快な痛みとは違う。
優しくしてやりたいという感情が顔を出す。




ゾ「A、」


『ん、ふっ…』


何度も優しく、貪るようにでは無く、啄むように角度を変えて唇に触れる。
甘い彼女らしい香りと味が自分の唾液と交わっていく。


謝るまでキスするつもりなかってんけどな。





『ッ、んん』


こくんと喉が鳴る。
流し込んだ唾液をきちんと飲んだのだろう。



ゾ「(これで我慢したるわ)」



幾分かシーツを掴む彼女の力がマシになったことを確認し、
ググッと奥に差し込んでいく。
艶めかしく体を捻らし、反射的に逃げようとする腰を掴んで一気に挿入した。



『っ、アァッ…』


耐えきれず溢れたその甘ったるい声が腹の奥にまでクる。
ズクンと自身のものが1層大きくなったのがわかった。

何度か及んだ行為のおかげか、中はすぐに馴染み蜜がトロトロと包み込む。


思い知らせる為には焦らした方がいいんか。
ユルユルと奥を擦りつつ考えていれば、先程から拘束していた右手に少し力が入った。


ゾ「なんや、離さんからな」


『そ、じゃなくて、』



握ってほしい。

告げられた言葉に思わず喉がつっかえる。
返答はせず言われたまま左手を掴んでいた手首を離し、彼女の掌に重ね合わせれば彼女は目を愛おしそうに細めた。





『ゾム、』


ゾ「…なに。」


『…ごめんね』




切なげに、優しく、そんなにも愛おしそうに言われたら
許してしまうに決まっている。

胸元、首筋、耳、唇。
順番にキスを落として、痛くしてしまったことへの許しを乞う。





『もう大丈夫やから、動いて』

ゾ「ホンマ、今日は加減できんと思う」


『いいよ、壊して？』




その言葉にわかりやすく反応する自身の体。
興奮がぶわりと湧き出て、支配欲が掻き立てられる。
俺のものにしたい。





ゾ「他のやつなんか見んなや…」



甘い嬌声に酔いしれながら、俺は乱れるAの首筋に赤い花を咲かせた。






＿＿＿＿＿


徒然ならぬ日常を
…売春行為がバレてみた、抜粋

本気で別れようと言ってみた→←独占欲(zm)※

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