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9話 NOside ページ24

その後も和音の両親の話し合いのようなものは続いた。その間和音はハガネの家に泊まっていたのだがある日ハガネが帰ると家は真っ暗で机の上に解れが全て直されたぬいぐるみと和音の母親が書いた「心配してくれてありがとう」と書かれた紙が置いてあった

それをみてハガネは走って和音の母親を探し始めた。やがて走るうちに声が聞こえ2人と合流した


和音父「諒子!」


そのまま夫から逃げることしか考えずに走り続けた諒子が道路を渡った時、トラックが突っ込んできた

そのまま諒子は飛ばされ、病院に運ばれた



ハガネ「…大丈夫よ、カズ。大丈夫」


( 諒子『和音が…お豆腐屋さんに?』

ハガネ『叔父さんと一緒に美味しいお豆腐作りたいそうです。それから、ママの笑顔が見たいって。カズの気持ちポカポカはそのことだったんです』

ハガネ『大丈夫です。カズは必ず取り戻せます』

諒子『っ…はい』)


先崎「…芳賀!」


ハガネ「ごめんね、こんな遅くに」


先崎「…加茂さんは?」


ハガネ「今、まだ手術中」


そういった時、手術中のランプが消えてお医者さんが出てきた


「…残念です。手は…尽くしましたが」


和音父「…お世話になりました…」


すると和音の父親はハガネたちの方を向いてこう言った


和音父「こんなところまで心配してきていただいて、ありがとうございました…」


和音「…先生…ママは…?」


和音父「はぁ…こんなことになったのは僕のせいだ…全部僕のせいだ…妻に何不自由なくさせていたから、…妻の心の病は治らなかったんです。何も出来ないのに急に自立したいって言い出して家を出て…甘えてる…叩いて教えてやった方がいいって言われたんだけど、僕にはそれが出来なくって…」


ハガネ「何言ってんの!?あんたのせいでしょ!」


和音「…うわぁぁぁぁぁああ!!!」


ハガネが殴りかかろうとした時、横から和音が飛び出して叫びながら父親のことを殴った


和音「パパ嘘つき!パパの嘘つき!!」


和音父「…やめろぉぉ!!」


和音の父親は和音を叩き飛ばして椅子に座った。和音は大声で泣き始めた


ハガネ「…カズ、ママのところ行こう」



和音父「…失敗作だ。お前は諒子が作った失敗作だよ」


その言葉を聞き、ハガネは和音の父親に飛び蹴りをいれた


ハガネ「人間のクズ!タヒねタヒね言って甘ったれてんのはあんたでしょ!あんたがタヒねばいいのよ!」


ハガネは帰ってから和音の叔父に電話をして、そのあと大声で泣いた

6章1話 NOside→←8話 NOside



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な〜ちょ(プロフ) - とても楽しく読ませて頂いてます!これからも応援してます。 (2021年9月16日 0時) (レス) id: e921f77d59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水月 | 作成日時:2021年9月15日 21時

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