不良5人組 ページ9
次の日、朝1番に三ツ谷くんに昨日の話をした。
｢は？｣
話を聞いた途端、三ツ谷くんは声を漏らす
｢何言ってんだよあいつら…｣
机に突っ伏しながらため息をつく三ツ谷くん。
｢ごめんなAさん、あいつらに変な事されてないか？｣
｢ちょっと圧力感じたけど…でも2人共優しかったよ｣
マイキーくんは本当に東卍の総長なのかと思ってしまうほど、フレンドリーで明るい人だ。
あんなに明るく良い人で喧嘩が強いんだから総長になるのも納得がいく
ドラケンくんは見た目は怖いが、マイキーくんを毎回迎えに来ている辺りなんだかんだ面倒見の良いタイプなのだろう
｢Aさんってさ、携帯持ってる？｣
一人で昨日友達になった人達のことを考えていると
急に三ツ谷くんが尋ねてきた
｢一応持ってるけど｣
｢じゃあ連絡先交換しよう、またマイキー達に絡まれたり、なんかやばいことあったら連絡して
すぐ行くから｣
三ツ谷くんがクラスの女子に連絡先を交換している所は見たことがない
もしかして私だけ…？
｢あ、ありがとう！
三ツ谷くんにまでなんか迷惑かけちゃってごめんね｣
｢なんでAさんが謝んだよ、むしろこっちが謝るべきだろ？｣
三ツ谷くんが少し笑い、私も釣られて笑った
連絡先を交換したことに、ちょっとした優越感を感じた
その日の放課後、先生に頼まれた用事をして一人で帰っていると
近くの公園で不良が喧嘩をしていた。いや、喧嘩と言うよりは5人の男の子たちが殴られていた
｢｢すみませんでした！！｣｣
土下座をし謝る5人組
そして嘲笑いながら公園出ていくやつら
私は殴っていた奴らが遠くに行ったのを確認し、5人に近付いた
｢大丈夫ですか？｣
血塗れで所々腫れ上がった彼等は、喧嘩と言うには酷いレベルで怪我をしていた
5人は急に声をかけた私に驚いていた。
｢急にすみません、でも怪我あまりにも酷いので良かったらこれ使ってください｣
私はポーチから絆創膏を取りだした。
昔よく千冬が怪我をしていたため、様々な大きさの絆創膏を持ち歩いていた
｢いらねーよ、こんなの大した傷じゃねえ｣
赤髪のリーゼントヘアの男の子が絆創膏を突き返してきた
彼らも不良だ、女子に心配されるのはやはりプライドに触るのだろうか
でもだからといって引ける訳もなく
｢傷が悪化すると大変なので、捨ててもらっても大丈夫ですから貰っておいてください｣
と赤髪に押し付け公園を走って逃げた
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まっつー - 終わっちゃってますけどこの後どうなるんですか？とても気になります (2023年4月16日 0時) (
レス) @page24 id: af3ec55cb1 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 雪見大福さん» 分かります！私的には場地さんには犬でいてほしいです！！ (2021年6月24日 13時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 千冬くんって猫みたいな…犬みたいな感じですよね！ (2021年6月18日 0時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます。その気持ちすごく分かります！！ (2021年6月17日 15時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - タカちゃん推しの腐人間さん» ありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです！笑笑これからも読んでいただけたら幸いです！ (2021年6月17日 15時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーちゃん | 作成日時：2021年4月25日 3時
