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その後少し会話をしてから、ファミレスに移動する事になった。
『ねぇねぇ、後輩連れて来るって聞いてたんだけど』
「なんか先に行ったっぽいわ」
1年生は授業早く終わったから、と納得していると、ひしひしとお前も行くのか、という視線が送られてくる。
やっぱり、これ私行くの邪魔だよね。
『あ、ごめーん。今日、買い物行ってくれって親から頼まれてるんだった！』
「え、マジで？」
『マジマジ！私帰るわ！ごめんね』
買い物行ってくれって頼まれたのは本当。でも、お父さんが行くから行かなくていいって言われてる。
……まぁ、嘘も方便ってことで。
誰だって、嫌われてるかもしれない人と一緒にファミレスとか行きたくないでしょ？
「まぁ、しゃーないな。また今度行こな」
『うん。またね』
手を振って離れれば、3人も大きく振り返してくれた。
駅に向かって1人で歩いていれば、まだ少し見なれない緑色を目の端に捉えた。
これはフード君の名前を聞くチャンスでは？？
やっぱり、一緒にファミレス行ってなくて良かったぁ。
『今帰り？一緒に帰らない？』
「ぇ、あ、あ、はい……」
無理に言わせた感が否めないけど、フード君は頷いてくれた。
うーん、目が見えないとコミュニケーション取りずらいな…。
目を見て話すの恥ずかしいのは分かるけどね。
『ねね、名前なんて言うの？』
「へっ」
『まだ聞いてなかったなぁ、って思って！隣同士仲良くしたいからさ！』
え、え？と焦っているフード君は、小学校の頃に仲良くなった女の子みたいだ。
…なんか、可愛い。
顔は良く見えないけど、フードから覗く頬が少し赤いから恥ずかしいのがよく分かる。
というか、今までも自己紹介してきたし、慣れてない、って事はなくない？
まぁ、陰キャにとっては自己紹介はいつまで経っても慣れないものだけど…。
『私はAね！』
「お、おお、俺は、ゾム、っていい、ます…」
『ゾム…ゾム君ね！よろしく』
手を差し出せば、おずおずといった様子でその大きな手を私の手に重ねた。
ゴツゴツしてて、大きくて、やっぱり男の子の手って感じだ。
「…よ、よろ、よろしく」
『…うん！』
なんだ、言葉のキャッチボール出来んじゃん。
なんだか嬉しくて、にこっと笑えば、ゾム君にそっぽを向かれた。
……えぇ？なんで今そっぽ向くのよ。
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伊玖(プロフ) - #ゆー@金欠民族さん» メンバー見て、書くしかないなと！！面白いと思ってもらえて良かったです！これからも頑張ります〜！！ (2021年3月1日 20時) (
レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - めっっちゃおもしろかった！！w最後のページw､､､終わり方好きおもしろい！！これからも頑張ってください！！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - 貴女の神さん» sukiyaki douzo。 (2021年2月28日 20時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
貴女の神 - watasimo (2021年2月28日 19時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - つぶしたおもちさん» tabetai。 (2021年2月28日 19時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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