ねぇ、こっち見て…

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そんな感じで俺は毎日を過ごした。



放課後はほとんど松村さんと一緒。

でも、その他の学校の時間は宏光と一緒。


宏光と一緒にいれば、嫌なことも辛いことも忘れられる。

宏光って、やっぱり凄く楽しいな〜！





そうやって最初のうちは思ってた。


松村さんと一緒にいることに対しての辛さが、日に日に増していくのを感じたんだ。




太「どーしよ。俺…上手く笑えてるかな…？」



夜、寝る前に思った疑問。

宏光は鋭いから、すぐに俺の異変に気づいてくれる。

いつもは、それが嬉しいんだけど…



太「お願いだら、気づかれませんように」



俺はそう思いながら、眠りについた。


こんなこと思ったのは初めてだな…(´;ω;` )




でもね、やっぱり宏光は気づいてたんだね。



宏『なぁ、お前…なんかあった…？』



太「っ！！…な、なんで？」




俺ってそんなに分かりやすいかな？


ずっと一緒にいたからかな？



宏『いやー、なんかさ、一緒にいてもう笑顔がぎこちないというか？』



…えぇ、俺上手く笑ってたつもりなのに…


変な心配かけちゃってるな〜



でもね？



太「そんなことないよっ！！俺は宏光といる時が一番楽しいっ！！」



そう、これは本心だよ？


俺は、宏光といる時が一番楽しいんだよ？



宏『いや、何もないならいいんだけど…』



あっ！まだ疑ってるなっ！



太「本当に大丈夫だよっ！」



宏光に余計な心配はかけられないんだっ！



宏『…そっか！じゃあ悩みあったら言えよ？』



太「うん。そうする」



ありがとう、宏光。


その優しい心遣いだけで、俺は大満足だよ(*´艸` )ﾌﾌｯ




………


？？


宏光が一点を見つめて、固まっちゃった笑


え？どうしたの？笑





宏『話変わるけどさ、今日の放課後予定ある？』



うわっ！急に動きだした！笑



……今日の放課後かぁ。


無理だなぁ…( ;_; )



太「あー、今日はちょっと用事あるかなー…」



宏『…』



え？すごい見られてる。


何で？大切な用事あったのかな？



ゴメンね…。



宏『そっかぁ〜、じぁあ俺1人で帰るね〜』


太「うん、ゴメンね…」


宏『いいよ、いいよ！』




この時、俺は宏光が何を考えているかなんて想像してなかったんだ。

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