僕と君の出会い ページ1
僕と君は特別というわけではなかった
ただ席が隣、それだけだった。
一つ言うならば僕は君が好きだったことだけ
でも絶対伝わらないんだ
なぜなら僕と君は女の子だから
僕は女の子、君も女の子
同性だから伝わるわけないんだ
ずっとそう思ってた
いつだったかな。君に想いを伝えようと思ったのは
君を放課後に呼び出して告白しようとした
でも言葉が出なくて君はすごく戸惑っていた
「好きです、付き合ってください」
その二言が出なくて、自分が弱かったことの不甲斐なさで涙が出てきた
君はそっと涙を拭いてくれた
僕は言った「好きです!付き合ってください!」
君はすごく戸惑っていた。
そりゃそうだ、女の子から告白されたら戸惑うに決まってる
僕はどうしようか焦った
でも君が言ったのは意外な言葉だったんだ
「いいよ、私も好きだった」
僕は一瞬自分の耳を疑った
でも何回考えてもそれはイエスの言葉だった
思わず僕は口から驚きの声が出た
「え?」
と
すると君は
「ええ!?もう一回?よく聞いてね!
私もあなたのことが好きでした!よろしくお願いします!」
…僕は一瞬何を言ってるか分からなかった
考えてもすぐに思考が放棄される
やっと思いついたのは「嬉しい」や「疑問」などだけだった。
僕はその日初めて大声で喜んでこんだかもしれない
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作者名:ハル | 作成日時:2022年3月7日 17時