ヒーロー�� ページ21
（人3）が地方ロケに行った2日目。
この日は、自宅で結婚式の練習をしていた。
『まぁま いちゃい？』
『大丈夫…だよ^ ^』
微かな痛みを覚え、病院に電話をしようとした時…
『っ！！』
激しい痛みが（人1）を襲った。
痛みは収まるどころか激しくなり、気づけば（人1）が倒れた、辺り一面には水が。
『(破水！？)』
『まぁま！！』
倒れた（人1）の元へ、翔が駆け寄る。
『まぁま！！』
『しょ…ちゃ…っ』
すると、何かを思い出したように、翔はリビングにある受話器をとった。
『もちもち！！ まぁま がっ…グス…』
泣きながら話す翔を見ながら、必死に痛みに耐える（人1）。
ー数分後ー
ピーポー…ピーポー…
部屋の中に救急隊が入ってきた。
『大丈夫ですか？』
（人1）は痛みに耐えるのに精一杯だ。すると…
『これぇ！！ ひーろー ちぇっと でしゅ！！』
翔が救急隊に手渡した袋…
母子手帳や病院の連絡先が書かれたものが入っていた。
『さくら病院からの要請だ！
やはり、間違いはない！！
ぼく、偉いな^ ^
すぐ、連絡をとれ！！』
そう指示された隊員が、すぐさま連絡をとると、（人1）を救急車へのせ、病院へと向かった。
『先ほど連絡した（人2）（人1）さん。
激しい痛みがあり、破水しています！』
『直ぐに分娩室へ！』
病院に着くと、産婦人科の先生が待機しており、（人1）は分娩室へと入っていった。
『まぁっ…まぁっ…(泣)』
泣きじゃくる翔を、裕太が抱き上げた。
『大丈夫だ！
翔がヒーローになって連絡くれたから、大丈夫！』
尚も泣きじゃくる翔。
裕太は背中をトントンと叩きながら、（人3）へ連絡を入れた。
ー深夜ー
『（人1）！』
病室に眠る（人1）。
駆けつけた（人3）は、直ぐさま裕太の元へと向かう。
『裕太…』
『よっ！』
裕太の隣にはぐっすりと眠る翔。
『無事に、女の子が産まれたよ^ ^
翔が破水した（人1）ちゃんのことを、電話で教えてくれた。
ちゃんと、ヒーローセットもあったよ^ ^』
『そっか…よかった。』
（人3）は翔の頭を撫でながら、2日前にした約束を思い出していた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりん(プロフ) - 探したら違うところにありました！シリーズとしては別のものみたいになってしまっていますが最初から読んでみますね！！本当にすみませんでした！ (2016年6月4日 21時) (
レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 最初から読みたいのですが…。part4からしか無いのですが、もう読めないのですか？封印状態やめてください。お願いします〜 (2016年6月4日 21時) (レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 梨央さん、コメントありがとうございます！これは、私の処女作品なんですが、そこまでお褒め頂いて、凄く嬉しいです(*^^*)今書いている作品が落ち着き次第、投稿出来たらと思います^ ^ (2015年11月30日 16時) (レス) id: a92accdbf2 (このIDを非表示/違反報告)
梨央 - すっごく素敵な話で２時間くらい夢中で一気に読んでしまいました( ´ ▽ ` )ﾉ続き楽しみにしてます！！！！！ (2015年11月29日 3時) (レス) id: 035926c0f6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美月 | 作成日時：2015年10月28日 22時
