【ky】最終兵器と白銀少女【実/況/者】 (ページ16)

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14話　帰宅ページ16

ky「へへへ」

『キヨ、機嫌いいね…』

あー、やっぱ家っていいわ。

Aと話できるし抱きつけるし一緒に寝れるし。

あいつらも自分の家に帰ってくれたから、二人っきりでひとつ屋根の下ってな。

玄関開けて飛び付いてそのままベッドにダイブした。

至福。ほんとに幸せ。

ky「A、ちゃんと家にいた?外行ったりしてない?」

『うん…えっと…苦しいからもうちょっと力緩くして』

ky「ん～」

『…(逆に強くなった…)』

こうやって普通に考えたらセクハラみてぇなことをいきなりしてもAは怒らねぇから好き。

このまま襲いたいとか思ってねぇよ?うん。

…ほんとに思ってねぇからな!!

『ねえ、きちんと打ち合わせできたの?』

ky「おう」

『…嘘つき』

ky「嘘じゃないって!」

『じゃあ「わがまま」ってなんのこと?』

ky「え、なんでAがそれ知ってんの…!?」

『…レトさんに見せてもらった』

ky「は!?レトさんここ来たの!?」

『うん…』

え、え、てことはレトさんとAが二人っきりでここで話して…

ky「ゆるさん」

『あ…で、でもただ話しただけだよ…!それに、ケーキ買ってきてくれたし、あとは、えっと…』

うん。あの鼻声はいつの間にAになつかれやがったんだ。

くっそ～…よくわからんが悔しい。

ky「Aは俺だけのだから」

『わかった、わかったから力…!』

もう離せない。無理。常にこうしていたい。死ぬまで。

そう言ったら、さすがに怒って脇腹を蹴られた。

全然痛くない。可愛い。天使。

翌朝起きたときに「昨日Aちゃんと一緒にケーキ食べた～」ってLINEが鼻声から送られてきて、スマホを布団に投げつけた。