【Exposure】 ページ40
直人くんと私は、職場へ。
花垣くんは、自分なりに調べてみると行ってしまった。
自分の部署で、それぞれに調べ、最近ではお馴染みの作戦会議場所になっている会議室で、情報を整理していく。
まずは、二人の留守中に見つけた嫌疑あり企業の件について話す。
「稀咲鉄太は、死亡しているはずなのに、他の疑わしい企業は、嫌疑ありのリストにはなかった。あとね、さっき覗いてみたんだけど…見つけた企業もリストから消されてた」
「やはり…」
「やはり？」
「Aさん、稀咲は生きています」
「え！？」
「Aさんの情報、加えて僕の方で見つけた稀咲の死の不審点、これらから、この現代では、僕たち警察組織も東京卍會と繋がりがあるということです」
「死の偽装ってこと？いくらあっちに警察への影響力があっても機能全てを統制する……！」
「気づきましたか？」
「繋がりが上の人間なら、もみ消すこともできる」
「警察側が許容しかねる程のことが起これば身代わりを立てて出頭させる。この現代では、警察組織も彼らの手の中です。これでは、検挙なんて到底できない」
直人くんの手に力が入る。握られた拳から痛いほどの悔しさが滲み出ていた。
警察すら手中。今の組織に思うところのある人間がいても反社会勢力との繋がりが明るみに出れば、組織に所属している個人への批判は避けられない。
それは、世間から個人ではなくて、隣人や知人等の近しいところから個人へのもの。
そもそも露呈してしまえば責任を背負わせて、その個人を辞めさせるだろう。
「上をなんとかできれば…」
繋がりの証拠を見つけて、マスコミを使う。報道規制の可能性を消すため、足が付かないように海外サーバーを経由して動画サイトに公開すれば、世論が動いて彼らも無視できない。
この手なら…。
「証拠を探すにしても今はまだ危険すぎます！それに、リストから消された企業。稀咲側に調査を勘付かれているかもしれません」
会話の途中でスマホが音をたてて着信を告げる。直人くんは、断りを入れてそれを受けた。
「わかりました。Aさんとそちらへ向かいます」
通話の内容から相手は花垣くんのようだ。
「武道くんからですが、黒川イザナに迫る手がかりが見つかったかもしれないとのことです。Aさんの考えを実行するにしても今は、情報を集めましょう」
「了解！」
私達は、花垣くんと合流するため、コートを羽織って職場を後にした。
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はいず(プロフ) - ATR214YSさん» ありがとうございます(*^^*)なかなか時間が作れず待たせしてしまい申し訳ありません！更新頑張りますので、またお時間のあるとは是非お付き合いいただけると嬉しいです！ (2021年12月17日 20時) (
レス) id: 99916fa5c7 (このIDを非表示/違反報告)
はいず(プロフ) - ttakedasaki0906さん» コメントありがとうございます！ゆるゆる更新でお待たせしてしまい申し訳ありません！これからも引き続き、更新頑張りますので、お時間のある時にお付き合いいただけると嬉しいです(*^^*) (2021年12月17日 20時) (レス) id: 99916fa5c7 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 待ってましたっ更新お疲れ様です！ (2021年12月9日 18時) (レス) @page47 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 楽しみに続き待ってます！ (2021年12月7日 8時) (レス) id: 732dff87b6 (このIDを非表示/違反報告)
はいず(プロフ) - Marie Lunaさん» 温かいコメントありがとうございます！励みになります！時間の許す時に更新できればと思いますので、お暇な時にでもお付き合いいただけると嬉しいです(*^^*) (2021年11月19日 6時) (レス) id: 99916fa5c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいず | 作成日時：2021年10月16日 13時
