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何か私に言いたそうな顔をしていた。





私は、あえてそれを避けるように、






「さ、寒くなって来たね、中に入ろうっか?」






裕太「ね、華、一つ聞いていい?」




「え、な、何?」




裕太「真矢さんが、さっき言ってた事ってさ、」






「お母さん、何か言ってた?なんだっけ?笑」






裕太「……あ、えっと、あの、」







おおよそは、分かってた。





「………、」





裕太「あ、やっぱ、いいや!ごめん!変な事聞いた!忘れて、
「結婚をする予定の人だったの、……、」
裕太「………え、」




「……4年前にね、結婚式の当日に、その人、亡くなったの、……交通事故で、」


 

裕太「………、」





 

「……結婚式の当日に、ちょうど教会へ向かう途中だったの。交差点に小さな男の子が、ボールを追いかけて飛び出して車に跳ねれそうになった男の子を助けようとして……。男の子は、助かったけど彼は、即死だった。」




裕太「……ごめん、悲しい事思い出させてしまって、



「ううん、平気!笑。彼もドクターでね、結婚して、診療所を継いでもらう予定だったの。あの日の事は、1日も忘れる事なんてなかった。彼が亡くなってからも、これからどうしていいか分かんなくて、毎日、地獄だった。彼のいない生活なんて考えられなくって、いっその事、私も彼のあとを追って、死んでしまおうかな?って何度も考えたりしてた。そんな毎日の中、診療所に来る人たちにたくさん励まされて、中にはね、私の事、ギュー!って何も言わず抱きしめてくれる人もいた。……笑、高橋のおばあちゃん。背中を優しくさすってくれて、おばあちゃん、泣いてた。自分の事のように泣いてた。他にも、高岡のおじいちゃんや柴田のおじいちゃん、元気なのに、毎日毎日診療所に来て、血圧測ってくれー、とか、なんだかんだ言い訳つけて、あー、おじいちゃんたち、きっと私が心配で心配で様子見に来てるんだなぁ。って分かって。みんなに心配かけてしまってる私、一体何してるんだろうって。この人たちにたくさん支えられてるんだ。って思ったら、これから精一杯、生きなきゃって。前を向いて進もうと思ったの。」

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設定キーワード:玉森裕太 , 北山宏光 , キスマイ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:流華 | 作成日時:2020年1月25日 6時

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