【ツッコミ系】笑って、触れて、愛して。 2

スマイリーさんと。 ページ7

YUIKA様リクエストです！
大変お待たせいたしました…！


「色気が出る薬ねぇ…？何か変化あります？」

「…な、何もないと思う……よ？」

「だよねぇ、なろくん僕に何飲ませてんの…」


待って、待って待って、何で…何でこんなことになってんの…！？

何か変化あります？じゃないよ！

元々美形だし声も優しくて甘いイケボだし身長もあって色気なんて持ってるのに…！


「……あれ、何か…ぽやぽやしてきた…？」

「…お酒でも入ってたの？」

「っ…さぁ…」


段々と赤くなってく頬や耳、少しだけ荒くなる呼吸。

そんなスマイリーくんを直視出来なくて、そっぽを向いてしまう。


「…？夢主…どうかしたの？」

「何でもない…大丈夫なの？水でも持ってこようか？」

「あー…うん、お願いします…」


立ち上がってキッチンの方に行く。ちらりと彼の方を見れば、ボーッとしてるだけなのに妙に色気がある。

……ボケーッとしてるだけなのに色気あるって何だよ…！


「はい、お水…」

「……ありがと…」

「…ごめん、我慢出来ない……なろくんに文句言ってやる！」


「電話してくるね…！」って言って、電話を手に取り、立ち上がろうとした。

…でも、それは出来なくて。

手を引かれ、ドサッと床に倒れる。


「…嫌だなぁ、不愉快」

「っえ…す、スマイリーくん…！？何、退いてっ…」

「彼女が他の男に電話しようとしてるの、彼氏としてものすごーく嫌です。止めて」


スマホを取られ、近くのテーブルに戻される。

私の上で、くすくすと妖しく笑ってる彼に見惚れる。


「…期待してる？」

「なっ…して、してません…！」

「何で嘘吐くの〜、本気で逃げようとしてないくせに？俺の下で、顔真っ赤にして…誘ってるくせに？」


耳元で言われて、かぁっと顔が赤くなる。

恥ずかしくてそっぽを向いても、顎を掴まれクイッと目を合わせられる。


「っ…も、やぁ…！顔、ちか…！」

「かーわい……何かいつもよりドキドキ…してるね？」

「それは…っ！い、色気が……薬のせいでしょ！？」


「…それもそうだね」って笑って、キスをされる。

いつもより数倍、色っぽいスマイリーくんに、そのまま流されて行く。
(＿＿僕色気とか無関係だと思ってたけどなぁ…)

A0Iさんと。→←kaitoさんと。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す