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「僕いっていいですか」


次挑戦するのは水上さん。クイズ強いところは今でも凄い尊敬してるし憧れてる。だからそんな人が僕を好きなんて、全く信じられないな。


「色々考えたんだけど、普通に思い伝えても勝てないなって思ったんだよね。だからさ、ポッキーゲーム、やろ?」
「…?」


ん?ポッキー…ゲーム、、?
水上さんが指差す先には飲み会の定番!ポッキーゲーム!と可愛い字で書かれているメニューがあった。


「ポッキーゲームってやつやりたいんですけど」
「はーい」
「え、水上さん…?」
「ん?楽しみだね♡」

水上さんがいつのまにか店員さんに注文していた。
え、水上さんってそういうこと積極的にやる人だったっけ、?これがキャラ崩壊ってやつ?それとも、酔ってます?


「あ、来たよ山本くん」
「はぁ…い」


満面の笑みで水上さんが言った。
その笑顔ちょっと怖いです…。


「じゃあそっちくわえて。」
「え?は、はい」


いつの間にか来ていたポッキー。待って、まだ心の準備できてないんだが。僕が目の前に差し出されたポッキーをくわえずに戸惑っていると、早くしてと急かしてきた。仕方ないのでもう水上さんの口にくわえられたポッキーの端っこを口につける。
お互い規則的に食べ進めていく。食べ進めるごとに近づいてくるのは整ったきれいな顔で。これじゃあこっちの心臓が持たない。そう考えているうちに残りポッキー3センチというところ。そこで、狙ったのか狙ってないのか此方に優しく微笑んだ彼に耐えられなくなり、ポッキーを口から離した。


「ん、山本くんの負けね。罰ゲーム。」
「へ!?聞いてなっ…んんっ…!」
「あっ。やっぱり?」


さっきとは違う悪い笑顔で耳の裏側を撫で、ふぅっと息を吹きかけてきた。猪俣くんのときに少し反応してしまったのがバレたのだろうか。案の定耳が弱い僕は小さく声を漏らし、ビクッと体を震わせてしまった。


「祥彰、好きだよ。」
「んゃっ…待って、くだしゃ、」
低い声で囁かれてしまうと、もう駄目だった。体の力が抜けてしまい、ぐったりと水上さんの肩にもたれかかってしまう。


「終わり〜!」
「(タイミング悪…)ごめんね山本くん。意地悪し過ぎた、?」
「…ひどいです」
「ふふっ、ごめんって。すごい可愛かったよ?」
「……反省してます??」


続きます

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ハル(プロフ) - sky nijinさん» 神作だなんて滅相もないです…!これからもご期待に沿えるように頑張ります! (2021年2月3日 17時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - 全然待ってませんよ!やっぱ弟組は最高ですよ!本当神作ですよ。もう一個も楽しみにしてます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» 本当にお待たせしました!リクエスト作品投稿いたしましたので是非!もう1つのリクエストもなるべく早く書き上げます! (2021年2月3日 16時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)
sky nijin(プロフ) - こちらこそ小説かいてくださるので出来る限り説明上手くしときます… (2020年12月23日 15時) (レス) id: 7dd3f1530b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - sky nijinさん» いえいえ!丁寧にありがとうございます! (2020年12月23日 15時) (レス) id: 5084a000b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2020年10月16日 23時

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