【問答打】甘い恋の行方は【BL】

予想外1　koym ページ3

koside

一目惚れだった。気づいたら全てに惹きつけられていた。

あぁ、俺はこの人のことが好きなんだなぁ。そうすぐ納得できるくらい、彼は魅力的な人だった。

そんな淡い恋心を抱いて一年。

やっと告白する決心がついたのだ。もちろん振られる覚悟で。
ただ思いを伝えたい。この辛い片思いに区切りをつけるために。


そう思って飲みに誘ったんだけど……

思いの外彼は疲れていたみたいで、すぐに潰れてしまった。

もう少し早く伝えれば良かったと少し後悔しながら、彼を連れて帰ろうとしたその時、



「こうちゃぁん……だいすき……」
彼は、確かにそう、言ったのだ。

え？へ？今、なんて？

人より切れる頭でも理解するのに数秒かかった。

好き？山本さんが？俺を？

考えれば考えるほど頭は混乱していくばかりで、彼を叩き起こそうとしたが残念ながら起きる気配はない。



寝てるときに言うなんて…ずるいですよ、山本さん。

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