３４ 女子会 ページ34
テストが返却される。隣のプルソンと顔を見合わせ、個票を開く。書かれていた順位をみて、満足げにうなずくアエシュマ。順位は８位と上々だ。
そしてアエシュマはとても機嫌がよかった。それもそのはず、打ち上げとしてこの後スイーツビュッフェに向かうことになっているのだ。
隣にいるプルソンと共に。入間の言葉を使うなら実質デートとも呼べる状況。しかしこの女、なにも意識していない。ただ純粋に友達とご飯に行く感覚だ。この前照れていたのはなんだったのか。幻覚だったのかと思わせるレベルだ。
そしてこちらは一見いつも通りなのだが・・・
プルソン(えー・・・普通に出かけることになったんだけど・・・え？これやっぱ意識とかされてない感じだよね？絶対。 この前の赤い顔はなんだったの？え、やっぱ空調とかあれだった？はい自惚れてたー。ちょっと脈あると思ってたぁ・・・)
いそいそと荷物を纏めているアエシュマに影がさす。見上げるとクラスの女子三人が立っていた。
クララ「女子会をします！」
アエシュマ「・・・はい？」
プルソン(ん？)
エリザベッタ「生徒会長も誘って〜って思ってるだけど、一緒にどうかしら？」
アエシュマが断ろうとすると、右手に紙が当たった。二つ折りのメモ用紙を開くとそこには、
「行ってきていいよ。時間ずらせばいいだけだし」
ばっと顔を上げると、そこにプルソンはもういなかった。ずきりと痛む胸に気づき、首をかしげたが、気にしないようにして、返事をした。
そして今。ちゃぶ台を囲むように座る面々。女子五人。同世代になれていないアエシュマからしたら若干恐怖すら覚えそうな状況だ。自己紹介もおえ、なぜか始める恋バナ。
楽しそうだなーと傍観していたアエシュマに、突然飛び火したのだ。
エリザベッタ「アエシュマちゃんは？なんかないの？付き合ってる人とか」
飲んでいた茶でおもわずむせる。その反応に四人の目が輝く。耐えきれなくなってぽつりぽつりと言葉をはく。
アエシュマ「好き、とかはちょっと・・・わかんないですけど・・・一緒にいると楽というか、楽しい人は・・・い、ます・・・その、一緒に出掛けることとかもあるし、私しか知らいないこととか知ってるし・・・」
恥ずかしくなってきたのか、顔を赤くしてうつむいてしまうアエシュマ。女子四人のハートにそれが突き刺さる。
アメリ(そ、そそそそそれはデートというものではないのか？！)
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カンパチ - 18触れるでウォラクさんではなくウォクラさんになってますよ！ (2021年7月25日 9時) (
レス) id: be5f26f260 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - 安良岡さん» ゆっくりでいいので、無理しないで下さい！ (2020年8月12日 19時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 最中さん» コメントありがとうございます。プルソン最高ですよね。本誌が進んだので更新再開しました。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - エメラルド・アリスさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります (2020年8月11日 14時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
最中(プロフ) - はぁ、はぁあああ!!!プルソン、プル、プルソン君の、ゆ、夢小説…!!はぁ〜↑(←プルソン君リア恋)(過呼吸)、お、応援してます!!自分のペースで頑張って下さい！ (2020年8月10日 23時) (レス) id: 811632a414 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安良岡 | 作成日時：2020年4月24日 13時
