５０ 甘い愛＋お知らせ ページ50
ザクロ「本気で好きなんだな。」
鶴崎「うん！結婚もしたんだよ。私はね必ずミウちゃんの事守るの！」
指輪を嬉しそうに見せてくれる鶴崎。「ベールアップとかしたの！その時はね、」と楽しそうに語る鶴崎。ほほえましいな、その愛が羨ましいなという反する思いに葛藤する忍霧。そんな男子高校生の想いなどつゆ知らずに愛を語る鶴崎。すると、
鶴崎「ザクロ君は？ザクロ君は好きな人いるの？」
マカロン型のクッションを抱えながら訪ねる鶴崎。忍霧はすこし悩み、
ザクロ「いる。一つ年上の可愛らしい人だ。」
鶴崎「！そうなんだ、どんな人？次はザクロ君の番だよ？」
ザクロ「まだ付き合ってないんだ。好きとも言えてない。最近好きだってわかったんだ。君のように奇麗な黒い髪に瞳。身長は結構近いんだ。たぶん数ｃｍぐらいか？男の俺とは違って細いと思うし、その・・・や、柔らかそうだと思う・・・。」
鶴崎「へぇ、じゃあ抱きしめて眠ったらあったかそうだね。なんでザクロくんは好きって言わないの？」
ザクロ「あいつには好きな奴がいるんだ。俺ではかなわないんだ。あの子の最愛はきっと変わらない。」
鶴崎「それは、悲しいね・・・・。わかった！じゃあ私が手伝ってあげるよ！ザクロ君が好きってちゃんと言えるように！・・・私別に好きな人が自分のこと好きじゃなくてもいいと思うの。一方的だったとしてもその人の事考えるだけで胸はあったかくなるもん！」
顔をほころばせながらそういう鶴崎。
ザクロ「・・・あぁ、そうだなきっと甘い。」
鶴崎「うん！好きって一言言うだけでもすっごく甘いんだよ？」
ザクロ「そうか・・・好き・・・たしかに甘い言葉だな。いえるだけでも嬉しいのに言ってもらえたら甘すぎて倒れてしまうかもしれない・・・。」
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お話がいっぱいになったので続編に向かいます。評価をしてくださった方、お気に入りに登録してくださった方本当にありがとうございました。ハッピーシュガーライフ完結記念になにかやりたいなーと思って作った作品です。どうでもいいことですがさとうが本編でやろうとしたようにげんのうとか武器にしてる撲殺系女子だったんですけどなぜか三節棍に落ち着きました。
続編ではついに忍霧が本格的に動き始めます。そして赤松ミウという少女についてもあきらかになっていきます。それでは続編の方もよろしくお願いいたします。落ち着いたらカバー裏の内容とかも混ぜていきたいと思っております。
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作者名：安良岡 | 作成日時：2019年7月28日 14時
