２６ 一番は ページ26
鷹宮「まぁ一番は好きな人がピンチの時ってのが一番撃ちやすいと思うよー」
雨取「好きな人・・・」
鷹宮「うん。大切な仲間がやばい時に、その敵を撃ち殺す。それが一番しやすい覚醒方法じゃないかなーって思うな。私は慣れを積んで、最後はそれで完成に至ったし・・・雨取さんにはその慣れができないから、一発完成に叩き込んだ方が、たぶんうまくいくと思うな」
雨取「・・・」
鷹宮「まぁ、無理にやっていいことはないけどね。鳩原さんなんて吐いちゃったんだもん。ゆっくりでいいよ。今できる最善を選び続けるのなんて楽じゃないしね。だからゆっくり歩いてこ」
・・・
犬飼「お、華乃ちゃんだー」
鷹宮「防衛任務お疲れ様でした」
犬飼「お疲れー」
辻「あ、さ、ささ先に、・・・ど・・・ますね」
犬飼「あれ？隊室ー？」
辻「はい・・・」
犬飼「ん−、俺は華乃ちゃんと遊んでから帰ろー」
鷹宮「え？」
辻「じゃ、じゃあ・・・」
そそくさと去っていく辻。犬飼は鷹宮の手首を掴んで、すたすたと歩いて行った。疑問符を大量に浮かべながら、引きずられるように連れていかれる鷹宮。犬飼は換装を解いて、財布から小銭を取り出し、自販機で炭酸ジュースを二本購入し、一本鷹宮に渡した。
鷹宮がお礼を言うと犬飼は「いいよー」とジュースを飲みながら返事をする。鷹宮もジュースを開け、飲み始めた。
犬飼「あー、うまっ。防衛任務後の炭酸いいなー」
鷹宮「ですね」
犬飼「あ、そっか。さっきまで華乃ちゃんもあったのか。お疲れさまー」
笑いながらくしゃくしゃと頭をなでる犬飼。鷹宮は煩わしそうにしながらも受け入れた。犬飼は楽しそうに笑うと、思い出したかのようにポケットから小さなチョコレートを取り出して、鷹宮に手渡した。
犬飼「じゃーねー」
鷹宮に手を振って去っていった。チョコの包みを開けて口に放りこんだ。
鷹宮「甘いなぁ」
犬飼は隊室へと向かっていた。二宮隊作戦室にたどり着き、扉を開けると、中にはずーんと沈んだ辻がいた。犬飼はめんどくさそうに笑って、
犬飼「やー、滅茶苦茶逃げるじゃん。好きならちゃんと話せばいいのに」
辻「別に好きじゃ、」
犬飼「いやいや。俺の事殺さんばかりの目でみたりさぁ・・・俺に嫉妬するのやめてもらってもいいかな？」
辻「そんなんじゃないですよ・・・」
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安良岡(プロフ) - 髑髏さん» コメントありがとうございます！嬉しいです、これからも更新頑張ります！ (2021年5月3日 16時) (
レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
安良岡(プロフ) - 塩昆布さん» コメントありがとうございます。辻君すくないですよね。更新頑張ります！ (2021年5月3日 16時) (レス) id: 9598827ae1 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - やばい超好きです。 (2021年5月3日 15時) (レス) id: cc975a844d (このIDを非表示/違反報告)
塩昆布(プロフ) - 辻君の夢小説少ないので大変助かっております……、命が……。更新頑張ってくださいね (2021年2月25日 0時) (レス) id: 8bf39248b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：安良岡 | 作成日時：2021年2月14日 21時
