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テスト期間はそれはもう集中に集中を重ねて、分からないところは全部あべちゃん先生に教えてもらって、なんとか乗り越えた頃には、意気消沈していた。
『今回ハードだったなー…』
最後のテストが終わり、ばたりと机に突っ伏す私の髪を、あべの手が梳いた。きゅん、と胸がときめく音がして思わず起き上がる。
『…なに！』
「いや、なんとなく？」
『なんとなくで女の子の髪に触れちゃいけません！』
「はは、そうなんだ？」
じゃあ理由があればいいの？と聞いてくるあべに、どんな理由なのか聞いてみた。
「えー、触りたくなった、じゃだめ？」
きゅるんきゅるんの目で訴えかけてこないでほしい。私はその目には幾分弱いのだ。恐るべし、あざとあべ。
『…だめ。』
「ええ！」
『私だから、じゃないと、だめ。』
自分で言って、自分で引いた。今のは完全に引いた。
『嘘！なんでもない！』
また机に顔を隠した。自分で言っておいて墓穴掘るなんて最悪…。
「…Aだから、触りたくなったんだけどなあ。」
頭上からぽつり、と降ってきた言葉は、どう考えてもあべの言葉なのに、疑いたくなってしまった。
『…今、なんて？』
「一回しか言わない！」
そう言って立ち上がったあべの背中を追いかけた。
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まのか(プロフ) - もう超超超楽しみに待ってました＾＾ そして今後の展開も楽しみで仕方ありませんｗ 三人とものルートを全部読みたいｗｗｗｗ また正座してまってますｗ (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
haruhiro(プロフ) - 初めまして、このお話大好きです！更新ありがとうございます！！嬉しいです！これから読ませていただきます。とっても楽しみです！！ (2020年9月14日 3時) (レス) id: 3aa3111f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年9月14日 0時
