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『大介、甘い匂い好きそう…。』
「う、ん？そうだね。」
わざと大介の名前を出して、あべがどんな顔をするのか見てみたくなった。私と大介の距離が縮まってることがわかったら、あべはどんな気持ち？
いつも涼しそうな顔をしているスマートな彼の顔が、大介、と聞くと一瞬歪んだのがわかる。そういう顔も出来るのか。まだ知らないあべを知った。
「てか、大介って…。付き合い始めたの？昨日はなんにもない、って…」
『付き合ってないよ？』
なんにもなかったのは、昨日あべと別れる前までの話で、その後になんかあったんだよ。
「付き合ってないのに、佐久間のこと名前で呼んでんの？」
『だって大介がそう呼んでって言ったから…。』
首を傾げて、怪訝そうな顔をするのはどうして？
「…昨日俺とバイバイしてからもしかして佐久間とずっと一緒にいた？」
あべはどうしてそうなんだろう。鈍そうな、恋愛なんて疎そうな顔して、人一倍勘がいい。自分へ向けられた好意には、ちっとも気づかないのに、他人の事情には平気で突っ込んでくる。
『…そうだって言ったら？』
張り合っても意味なんてないのに、素直じゃない私は虚勢を張って、強く出る。
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まのか(プロフ) - もぉぉぉぉぉぉぉ！！最高ですっ！一気に読ませてもらって 仕事の疲れが吹っ飛びました！ｗ更新楽しみにしてますね＾＾ (2020年8月11日 20時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - すごい面白くてあっという間に読んでしまいました。続きを楽しみに待ってます。 (2020年8月11日 19時) (レス) id: 0585149188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年8月5日 0時
