銀さんの妹は高杉の嫁。3

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「よし、始めるぞ」


「「おーー！！」」


お兄ちゃん、神楽ちゃん、私の3人で名付けて

「凛太郎と晋助を仲良くしよう作戦」会議を始めた


「やっぱり高杉が大人になるべきじゃないアルカ？」


「子供相手にムキになるとかまじねーよな｣


それは一理ある
だけど


「晋助ほんとに引かないのよ。私が何回言っても俺はムキになってねぇって」


自覚はないんだろうけどなぁ


「高杉が無理なら凛太郎アルナ｣


「6歳の子に我慢なんてできる？｣


父親の晋助でさえ我慢できないのに6歳の凛太郎が出来るとは思えない


「でも我慢って高杉の言うこと全部聞けってことだよな、俺だったら無理｣


「お兄ちゃん晋助と喧嘩しかしてないもんね。お兄ちゃんと凛太郎似ちゃったのかな｣


「おっさんな銀ちゃんでも出来ないのに凛太郎にやれって言うのは無理アルナ」


うーんと3人で考え込み沈黙が続く中お兄ちゃんが口を開いた


｢俺たち以外に相談したのか？｣


「鬼兵隊の人には相談したけど全然いい案が思いつかなくて……」


「あ！これネ！




ママ友アルヨ！！」



「「ママ友？？」」



神楽ちゃんが眺めていた新聞には


主婦のEさん


最初は攘夷活動に興味はなかったんですけどママ友のKさんに誘われてハマってしまいました



と書かれていた



攘夷活動って……




「でも私ママ友なんて居ないよ？」


「ママ友な……」


「あ」


お兄ちゃんは何かひらめいたように相槌をした


「吉原って知ってるか？｣


確か神威が指揮権を持ってるとこだって聞いたことがある


「知ってるよ？」


「そこに日輪っていう奴がいてな」


「銀ちゃんナイスアル！」


お兄ちゃんと神楽ちゃんによると吉原の日輪さんは晴太くんっていう凛太郎と歳が近い子供さんがいるらしい


「じゃあ行くぞ」

お兄ちゃんはソファーからよいしょと腰を上げた


「え？行くの？！」


「行ってらっしゃいアル！私は留守番してるネ！｣


神楽ちゃんに背中を押されて万事屋を追い出された


「A｣


「わっ！へ、ヘルメット？」


お兄ちゃんに呼ばれたと思えばヘルメットを投げられた

どうやら原チャリで行くらしい




日輪さんどんな人なんだろう……



楽しみになってきた

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