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『おーいカラスー!餌の時間だよー!』
餌に気づくと、カァカァ鳴きながら寄ってきた
餌やりも一応業務の一つで、これが一番楽しい
『これからもお仕事よろしくねー』
「カァ!」
『ふふ、そうかぁ』
これが意外に可愛くて、凄く懐かれた
最近では肩に乗って来るまでになった
『お仕大変でも、頑張ってね』
「カァ!カァ!」
『じゃあ、また来るね!』
笑顔で去ろうとすると、フードを摘まれた
『ちょっと〜、私もお仕事なの
離れがたいけど、お願い……ね?』
そう言えば、渋々と言った感じで離してくれた
また会えるから!と言いながら、今度こそ去った
『おやおや、今日は心中かな?』
梟と占い師さんが、一緒に倒れていた
たまに梟が居ないが、今日は一緒のようだ
『占い師さんかぁ……占いって、どんなのだろう?』
そういうのに疎いので、よくわからないが
彼は格好が怪しくて、それっぽさが凄い
『…………いつか、お話できるかな?』
一人は好きだが、適度な量がいい
良薬も多すぎれば、それは毒になってしまう
孤独が積み重なれば、人は狂うだろう
『まぁ、狂ってないけど!
さぁさぁ、配達の時間だね』
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蟻(プロフ) - めっちゃ好きです、ゆっくりでいいので投稿してくれたら嬉しいです頑張ってください (2020年5月6日 6時) (レス) id: c95bece439 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オーボエ | 作成日時:2020年3月3日 18時