夜行性なんで【ツイステッドワンダーランド】

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「随分と派手に折れたな」


『でしょう？自分でも驚きましたよ〜』


今はクルーウェル先生が来ている
わざわざ薬を持ってきてくれた


『……匂いからして美味しくないです
せめて生肉か柑橘類の匂いにしてください』


「文句を言うな。貰えるだけ感謝しろ」


『……美味しくない』


これは治癒力を高める魔法薬だ
しかし、しっかりと休むことが大切だ


「授業はタブレットで出るのか」


『えぇ、この姿じゃ出れませんし
本音を言うと、見られたくないので』


この姿は、自分の理想と逆なのだから


「……うちの仔犬が世話になったな」


『ん？いや、気にしないでください
守るのは自分の専売特許なのでね』


逆にそれしか出来ないから、ちゃんと出来た証拠だ
偉いぞ自分。よくやったな！……虚しい


「薬はそのお礼だ。ただで受け取れ」


『わぁ、ありがとうございます』


「期末試験も近いからな、しっかりと勉強しろよ」


『……そういえばそうだ』


テストを忘れていた。やだ、うっかりさん
まぁ勉強はちびちびしてるし、平均は取れるよ


「じゃあ、しっかり休むように」


『はーい、クルーウェル様ー』


ちょっとよくなったら購買行こうかな
久しぶりにサムさんと喋ろ

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