三十八仕事 ページ40
.
久世は、倒れてきた双葉を抱き留めながら2度目のため息をついた。
双葉は、2回目だ、と肩を揺らす。
面倒なやつだとか思われたかもしれない、と。
すると、久世の掌が双葉の前髪を掻き上げ額を触る。
「……朝からか?」
「え、え?」
双葉は、久世の問いの意味を捉えられなかった。
だんだんと睡魔に襲われている感覚があった。
朦朧とした思考ながら、何の事かと訊き返す。
「朝から体調が悪い兆しがあったのかと訊いているんだが?」
若干苛立ったように再度問われる。
しかし、久世の問いはどこか心配している風でもあるものだった。
「朝から、です」
それを聞いて久世は、何故か安心したように息をついた。
そして、真剣な目を双葉に向けながら久世は言う。
「今日は部屋で休め。いいか、絶対働こうとするんじゃないぞ」
双葉は眠たい目をぱちくりと瞬きした後、コクコクと頷いた。
頭がグラグラした。
やるんでなかった、と双葉は後悔する。
「いいな?」
「はい。もちろん」
再度押され、双葉は返事をする。
その後、久世に横抱きをされながら部屋に運ばれ、
「寝ろ。さっさと、寝ろ。いいか、寝ろ。今は寝ろ」
寝ろという呪文を掛けられ、双葉は眠りについた。
雇い主である男に
.
〜〜〜〜〜〜
続編作りたくない(願望)
でも50話に収まる気がしない(現実)
あと10話でこいつらくっつくの?(心配)
307人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
壱(プロフ) - 白銀の狼さん» 猫たちの名前は白銀の狼様の案を採用させて頂きました!ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - アリアさん» 名前ありがとうございます!わざわざ作者の戯言にも気遣いいただいて…続編は作ります (2019年12月8日 13時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
壱(プロフ) - 白銀の狼さん» センスある名前ありがとうございます! (2019年12月8日 13時) (レス) id: 16a8646f1c (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 猫の名前ですが、きゃらめる、とかちょこ、とかばにら、とかひらがなでスイーツ系でつけてそうです...!私は続編に行こうが見ますし、作者様が作りたくないと言うなら素直に受け止めますのでじっくり考えて続編出すか出さないか決めてください♪ (2019年11月11日 18時) (レス) id: 39676cde20 (このIDを非表示/違反報告)
白銀の狼(プロフ) - 猫さんの名前お母さんはリズ、お兄さんはリオ、弟さんはリトなんてどうでしょう? (2019年11月11日 0時) (レス) id: d028fadf80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひぃ | 作成日時:2019年5月6日 21時