マフィアパロ。[今と過去。]

俺らの過去 ページ10

シルク目線



暇だ〜なー!!!!!

ｶﾞﾁｬ

おっ、モトキがお使いから帰ってきたかな？

「おかえり〜」

「あ、ああ、ただいま...」

ん？どうした？少し元気がねぇな。

「どうした？なんかあったか？」

「いや、昔の恩人にあったの」

「そうか！良かったな！」

「まぁね...」



どうしたんだ？モトキの奴...



昔...かぁ...









「やめて！母さん!!!!!」

痛い...

「どうして私がこんな目にっ!!!!!」

知らない...

「痛いよ！母さん!!!!!」









あの女に...毎日殴られたっけ...



あまりに辛すぎて俺は逃げ出した

森のなかに入っていった。

周りを見ると家があった。家の屋根に白い十字架があった。

そこには男の人がいた。...なんか...細いな。



もやしみたい。



「ん？君どこから来たの？」

「え、っと...逃げてきた...」

「逃げてきたって...どこ、ってか、怪我してるじゃん！手当するからお入り！」




そこの家に入り手当をしてもらった。



とても暖かかったのを覚えている。



「さ、出来た。で？どうしたの？」

「えっと...叩かれた...」

「え、ママに？」

「うん。...毎日...叩かれた...」

「...そうか...ちょっと待っててね。」

「うん。」

男の人が立ち上がった...


その時。



「〜!!!!!」


...っ！


あの人の声が聞こえた

「お兄ちゃん!!!!!」

「うわっ！どうしたの！？待てなかった！？」

「母さんの声が聞こえる!!!!!」

「うえ！？...ぁ、外に誰かいる。ちょっとそこに隠れて...」

ｽﾘｯ

お兄さんが頭を撫でた時の温かさを忘れていない




お兄さん目線




ｶﾞﾁｬ


「どうしましたか？」

「いえ、子供を探しているだけです。」

「気をつけてくださいね。ここら辺は狼がでますから。」

「そうですか。」

「急がないんですね。」

「別にどうでもいいので。」

「.....なるほど。」







今の時代もこんな大人が沢山いるのかよ。

大丈夫→←みっけ。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す