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5歳の頃
姉の肩に気味の悪い何かがしがみついてるのが見えた
「お姉ちゃんの肩に何かついてる」
＿何怖いこと言ってんのよ
その２日後、お姉ちゃんは冷たくなって帰ってきた
１ヶ月後
今度はお父さんの右足にまた気味の悪い何かがしがみついてるのが見えた
「お父さん、足になにかいる」
＿もう、冗談はやめてくれ
その2日後、お父さんも冷たくなって帰ってきた
あの気味の悪い何かは人を殺す
そう理解した
お父さんが死んでからお母さんは私に冷たくなった
家にいることも少なくなった
1年ぐらい経った頃、お母さんの両肩にまた気味の悪い何かがしがみついてるのが見えた
「お母さん、肩に…」
＿それやめてよ！！！もう、いい加減にして！！
怒られた
そしたら一体の何かがお母さんの肩から飛び降りて私の方に向かってきた
怖くて払うように腕を降った
ｸﾞｼｭ
そしたら消えたんだ
家を出ていこうとするお母さんの後ろ姿に向かってまた腕を振ってみた
そしたら
ｸﾞｼｬ
また消えた
「お母さん、気をつけてね」
正直また死ぬんだと思ってた
でもお母さんは2日経っても1週間経っても暖かいまま帰ってきた
しばらくして私は保育園に預けられた
1週間ぐらい経った頃お母さんは迎えにこなかった
そのまま姿を現さなくなった
私は孤児院に入れられた
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作者名：はますけ | 作成日時：2021年9月12日 1時
