【wrwrd!】Eid (ページ5)

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V ページ5

月日は流れ、グルッペンに私の気持ちを打ち明けようとした、けれど…

「グルッペン…あの、私…」

「なんだ？」

「私、貴方の傍にいるとココが温かくなったり、時々キュッとしまったりすることがあるの」

「それは…もしかして」

「私ね、貴方のことが…」

好き…ずっと貴方の傍にいたい…

しかし、彼は私の望んだ言葉をくれなかった

「違う！それはAの気の所為だ…」

「どうしてそんなことを言うの！？」

グルッペンは悲しそうな表情を浮かべながら、私へこう言った

「俺は人間で、お前は…天使じゃないか…」

どうして…貴方なら分かってくれると思ったのに！！

次の瞬間、私はグルッペンを引き寄せ、無理矢理唇を奪っていた

突然のことで彼は驚いていたが、すぐさま離れるようにして私を押しのける。その時の彼の瞳は信じられないと言うように私を見つめていた

私は彼に拒まれたのだ

「っ…！ごめんなさい！！」

私はショックのあまり、その場からグルッペンを置いてその場から飛び去った

俺が気がついた時には、もう既に遅かった
しかし、不思議なことになぜ俺が後悔しているのかわからなくなっていた

先程まで傍にいたのは誰だ？

何故俺は泣いているんだ？

「グルッペン！探したわよ！」

「今そちらへ行く」

その場に遺ったのは一枚の白い羽根だけだった