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「人が減ってきたな…」
朝が来る度に挨拶がどんどん少なくなっていく
これも全て人狼のせいだ
(吸血鬼は…もういないと思いたい)
そろそろ吸血鬼を探す余裕がない
今日の夜からは私も人狼を探しに行くことにした
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「エメラルド全然落ちない…」
これでは人狼を倒すための弓と矢が交換できない
エメラルドを占いに使いすぎてしまった
こうなってしまったのはもうどうしようもない、仕方なく私はこうしてスケルトンを狩り続けることにした
ガサッ
「誰だ！」
近くの茂みから音が聞こえた
人狼だったら最悪だ防衛手段がこちらは限られている
グルル…
「私、ここで終わってしまうの？」
そう思った時だった
ﾋｭﾝｯ ギャウッ
どこからか矢が放たれ、茂みに隠れていた狼に見事命中した
「危ないとこでしたね、Aさん」
「ショッピ君！」
どうやら彼が私の危機を救ってくれたようだ
「これで、多分人狼は全て退治されたと思います」
「本当！？ということは私たちの勝ちか」
いえ？俺の勝ちですよ
え？
次の瞬間、背中に草が擦れ視界は満月と星空で満たされる。起き上がろうとするも、ショッピ君が私の上から退かない
「先輩隙見せすぎ、だから悪い狼に狙われるんですよ」
「ちょっと、ショッピ君…早く退きなさい！」
ショッピ君の様子がおかしい
そういや、人狼は全て倒されたはずなのに夜が一向に明けない。これはおかしすぎる
「まさかショッピ、あなた…」
するとショッピ君はニヤリと笑った
「あーあ、バレちゃいましたね」
「ショッピ、あなたが…吸血鬼だったのね」
彼の瞳は血のように赤く染まり、八重歯は普通の人間よりも尖ったものになっていた
「助けを呼んでも無駄ですよ」
もうこの村には俺たち二人だけっすから
「や、やめて…」
「やっとアンタを手に入れたんだ、もう逃がしませんよ」
だんだんとショッピ君の口が、私の首元へと近づいてくる。ハァハァと息が当たり、身体の震えが止まらなかった
「大丈夫ですよ、痛いのはほんの一瞬だけですから」
先輩はただ俺に身を委ねていればいいんです
ずっと、俺だけを見ていてください
俺だけのA先輩…
「あっ…しょ、っぴくん…」
真っ赤な花が一輪咲いた
終わり
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狐(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2019年11月13日 21時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！！お身体にお気を付けてくださいね！ (2018年4月29日 20時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
みすりー(プロフ) - オウルさん» 喜んで頂けてとても嬉しいです！頑張って書いた甲斐がありました！これからもこの作品をよろしくお願いします┏○ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 6ff552c64c (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - ああああああああああ！ありがとうございます！皆さん出していた抱いて嬉しい限りです！！しゅごい･･･(語彙力ぇ)暗めの話好きなので、読んでて内心うわぁぁぁあ！！好き！ってなりました！ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - 宜しくお願いします！楽しみにしてますね！！！ (2018年4月29日 12時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすりー | 作成日時：2018年4月22日 0時
