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グルッペンと生活を初めてから、彼は私に色々なことを教えてくれた。両親が私に狩りの仕方を教えてくれたように…。徐々に私は彼に心を開くようになっていた…。二度と幸せなんて訪れないと思った。いつしか私はグルッペンに好意を寄せていた。友達としてではなく異性としてだ。
忌まわしい過去が消えることは決してないけれど、私の心は充分に安らいだ。グルッペンを失いたくない…もう二度と失うわけにはいかなかった…
そしていつものように私は夜の森へと駆り出した
また村に人狼が現れたそうだ
鬱蒼と生い茂る草木がより不気味さを増す、普通ならば迷ってもおかしくないが、私は違う何十年この森で過ごしてきたと思ってる？私は木の影に身を潜めじっと感覚を研ぎ澄ませた。
一発で決める…！
だんだんと近づいてくる気配、キリキリと音をたてる弓が今…
ﾋｭﾝｯ
放たれる…
ドサッと何かが倒れる音がする。私は急いで茂みを掻き分け仕留めた獲物を確認する
私はそれを見て目を大きくさせた
そこに倒れていたのは…
「グルッペ…ン？」
私が撃ち抜いた狼の正体はグルッペンだった…
「ｶﾞﾊｯ…A」
まさか…グルッペンが人狼だなんて…じゃああの時私に手を差し伸べたのは？私をわかりたいと言ってくれたのは？
全部…嘘だったの？
「どうして…狩人の私にあなたは近づいたの？」
グルッペンは苦しそうな顔を浮かべながら私を見つめた。
「…俺もお前と同じように、愛する者を失った…」
俺は自らの手で彼女を殺 した…今思えばあの時の俺は狂っていた…あれで彼女が救われると思ってた。
彼女を殺 した後に気がついた…だがもう遅かった
あの時の彼女の叫びを忘れられることはなかった。
俺はあの村から出て、お前を…Aを見つけた…何もかも全て失い空っぽになっていたところをな…
「…お前は…アイツに似ていた」
グルッペンは私の頬に手を伸ばす
私はその手を払いのけることはしなかった…
「なぁ…A、お前は俺が…狼が憎いか？」
彼の弱々しい声が私に問いかける
「憎くないと言えば嘘になるわ…けど」
─私はあなたを信じてる
そういうと、彼は少し驚いた後私に微笑んだ
「すまない、ありがとうA…」
少しだけだったが君と過ごせて…幸せだった
その言葉を最期に彼は眠りについた
二度と覚めぬ永遠の眠りに…
枯れてしまったはずの涙が私の頬を伝っていた
…
グルッペン→人狼
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狐(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2019年11月13日 21時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！！お身体にお気を付けてくださいね！ (2018年4月29日 20時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
みすりー(プロフ) - オウルさん» 喜んで頂けてとても嬉しいです！頑張って書いた甲斐がありました！これからもこの作品をよろしくお願いします┏○ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 6ff552c64c (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - ああああああああああ！ありがとうございます！皆さん出していた抱いて嬉しい限りです！！しゅごい･･･(語彙力ぇ)暗めの話好きなので、読んでて内心うわぁぁぁあ！！好き！ってなりました！ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - 宜しくお願いします！楽しみにしてますね！！！ (2018年4月29日 12時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすりー | 作成日時：2018年4月22日 0時
