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you side…占い師
「Aさんこれ…エーミールさんの部屋から出てきたものです」
「そう…」
あの日から私は心を閉ざしたままだった
直したはずのあの心は、再び壊れ始めた
「ではこれで…」
村の人達から届けてもらった彼の遺品
彼がいつもコーヒーを飲むために使っていたマグカップや薄汚れた懐中時計、私と撮った写真が入っていたロケットに古びた本だった
「エーミール…」
一つ一つ手に取ってそれらを眺める
そして最後に古びた本を手に取った
そういえばエーミールの家の本、読んだことなかったな…
パラパラと丁寧にページをめくる
なにやら見たことのない生き物の図鑑のようだった
中には人狼や猫又なんかもあった
しかしあるページが私の目に留まった
「…妖狐？」
一見狐と変わらない容姿をしているが彼らは人に化けることができ、村の集落で人間に紛れて生活をしているそうだ
狼や熊なんかに襲われることもあるが妖狐はとても賢く、相手を化かすことで身を守っている
不思議な生き物ね…
そして次のページをめくった時だった…
そんな妖狐だが一つだけ殺 す方法がある
その方法というのは、妖狐は人間の魔術に弱く魔女や呪い師の呪術の類をかけられてしまえば死 ぬ
この本を読んだ瞬間私は理解してしまった
まるで奈落の底に突き落とされたような気分になった
私は…とんでもないことをしてしまったのだ
私が…私が
エーミールを殺 してしまった
そんな…そんな！私は死 んでも許されないことをしてしまったのだ
彼が村人であることを証明するために…
エーミールのためにしたことが
逆に彼を苦しめていたのだ
最後に彼女の頭に過ぎったのはエーミールと過ごした幸せなあの頃だった
「エーミール…エーミール」
うわごとのように彼の名を繰り返し呼ぶ
その姿はまるで壊れた人形のようだった
彼の返事が決してAに聞こえることはなかった
あなたになら殺 されても構いません
むしろ本望ですよ…Aさん…
…
A→占い師
エーミール→妖狐
エミさん出番少なくて申し訳ないです
Ruler of children shao→←recollection em
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狐(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2019年11月13日 21時) (
レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - これからも更新楽しみにしています！！お身体にお気を付けてくださいね！ (2018年4月29日 20時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
みすりー(プロフ) - オウルさん» 喜んで頂けてとても嬉しいです！頑張って書いた甲斐がありました！これからもこの作品をよろしくお願いします┏○ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 6ff552c64c (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - ああああああああああ！ありがとうございます！皆さん出していた抱いて嬉しい限りです！！しゅごい･･･(語彙力ぇ)暗めの話好きなので、読んでて内心うわぁぁぁあ！！好き！ってなりました！ (2018年4月29日 19時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
オウル(プロフ) - 宜しくお願いします！楽しみにしてますね！！！ (2018年4月29日 12時) (レス) id: 4c4d69ed26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすりー | 作成日時：2018年4月22日 0時
