家庭科室経由、校長室行き列車 ページ4
放課後、俺は呼び出しをくらった。
トイレの水の栓をしめたことについてだ。
教師を困らせるなんて、日常茶飯事。
「おう!お前ら先帰っとけ!」
と友達に言って、校長室に向かった。
校長室で教師の小言を聞き流すこと、15分――
金「まったく、あのチンパンジーもよくあれだけ小言言えるよな…」
とぶつぶつ文句をいうが、今日は少ないほうだ。
ああ、はやく帰らないと、塾の宿題おわってないし。
教師のせいで、せっかくの優雅な放課後☆エンジョイタイム(?)が台無しだ。(ん?もとはといえば俺のせいか?…気にしないでおこう)
おもいっきり廊下を走って教室へ…ってちょーーーーっと待ったああああ!!!
家庭科室前で急ブレーキ。
中に友達の藤美蓮斗がいるじゃないですか!
藤美蓮斗っていうのは…うん、友達だ。
成績は俺の方がいい。足が速いのは俺だけど、
ケンカが強いのは蓮斗だ。
それはともかく、何で家庭科室にいるんだ…?
金「おーい、蓮斗ぉぉー」
一瞬、蓮斗がビクッとする。
蓮「あ、マサヤ…」
ちなみに、蓮斗は俺のことを「マサヤ」とよぶ。「雅也」とは微妙に発音が違う。
金「何してんの?帰ってたんじゃないのかよ?」
蓮「えっと…ちょっと忘れ物を取りに来て」
金「ふーん…それで、忘れ物はみつかったのか?」
蓮斗は、手に何も持っていない。
蓮「あ…えっと、ここにはなかったみたい」
金「俺も探そうか?何を忘れたんだ?」
蓮「え、や、いや、いいよ!!」
なぜかうろたえる蓮斗。…なんかあやしい。
金「なんだよ?なんかあんのかよ?」
電気をつけようとスイッチに手をのばす。
蓮「あっ…」
蓮斗が声をもらした。
カチッ
…電気がつかない…?
カチッカチッカチッカチッ…
金「なんだこれ…」
蓮斗は目をそらした…
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ミソラ☆ - アオゾラ☆さん» コメントあざっす!!感謝!ちなみに皆さんこのアオゾラ☆が友Rの正体です( `・ω・´)ノ ヨロシクー (2021年5月27日 18時) (レス) id: 23e558c3b2 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ☆ - これで…いいの…か?(-ω-) (2021年5月26日 21時) (レス) id: c8a1d878e3 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ☆ - 面白かった!そして意外と恋愛小説になっているではないか!?← これからも頑張りたまえ!(謎の上から目線ですまぬ) (2021年5月26日 21時) (レス) id: c8a1d878e3 (このIDを非表示/違反報告)
ミソラ☆ - なんか2回コメントしてる!ごめんなさい! (2021年5月10日 17時) (レス) id: 4f1ab7b76a (このIDを非表示/違反報告)
ミソラ☆ - どうぞコメントくださいな! (2021年5月10日 17時) (レス) id: 4f1ab7b76a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミソラ☆ | 作成日時:2020年8月18日 13時