ふりまわし、ふりまわされて．fw ページ31
．
『不破先輩〜！！今日も好きです！付き合ってください！』
「あ、Aちゃん。付き合えないけど、ありがとねぇ〜」
私は青春を謳歌している高校2年生
私には好きな人がいる。それは……不破湊先輩だ！
私が入学した日にるんるんで登校していたら電柱にぶつかって…
そんなところを不破先輩に助けてもらった！！その日から私は不破先輩の虜になってしまったのだ…
まぁ、惚れたらしょうがないし、何もしないわけにもいかないし、毎日私は不破先輩に好きと伝えている。
『ねー不破先輩って好きな人いるんですか？』
「ん、いるんじゃない？」
『なんですかその曖昧な答え〜！ま、私ですよね！』
「さぁな〜」
不破先輩は私の雑談にも付き合ってくれるいい先輩だ。
普通に告白は毎回断られるけど、笑
．
『お昼〜 ♪』
お昼休みになって、今日も不破先輩と食べる予定だ。
お昼休み、何気にこの時間が1番幸せだ。
しかし、今日はその時間がないっぽい、
「あの、Aさん…！お昼、ちょっといいですか、？」
『え、あ…もちろんですよ〜どこ行けば、？』
「あ、じゃあ…着いて来てください！」
『あ、ちょっと待ってください！』
流石に不破先輩に連絡入れないと…
A不破先輩!今日、ちょっとクラスの子に呼ばれちゃったので一緒にお昼食べられません!
ごめんなさい!
よし！たまにはクラスの子と話すのもいいよね！
．
「あの、単刀直入に言うんですけど、」
『うん、？』
「俺、Aちゃんのことが好きです！！
不破湊先輩が好きなのは知ってるんですけど、でも好きです！」
『え、あぇ……と、とりあえず、ありがとう！』
私はどうしたらいいんだろう…
確かに不破先輩が好きだけど、…でも、不破先輩は他に好きな人がいるし、
この子の好きな気持ちを無下にしたくないし……
うん、！付き合おう！
『私、まだ…君のことわからないけど、付き合いながら知っていきたいからさ…
よろしく、…』
「はいストーップ！」
『っえ、』
後ろから大好きな声が聞こえた。
『不破先輩！！！』
「ん、やっほ」
不破先輩は私の頭に手を乗せてくる。
な、なんか…声色がいつもと違う、？
その後、不破先輩は告白して来た男の子に近づいて何か言った。
そしたら男の子は「ごめん」と言って帰ってしまった。
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作者名：おあ | 作成日時：2024年3月2日 19時
