彼と一緒に。【鈴木達央】

6話 ページ8

昨日、柚々季と柚々奈はパーティーの後誕生日プレゼントのみるくとさとぅをそれぞれ抱き締めながら眠りについた。最近達央が忙しかったこともあり、ツインズが眠った後私たちは久しぶりに2人でゆっくり過ごした。でも私たちも翌日柚々奈の病院に行かなければいけないのでいつもより早めに寝た。

そしてツインズの誕生日の翌日である今日、私は1人7時30分から起きて今日の準備をしていた。9時には3人を起こさなければならないのであと1時間ほどで病院に行く支度と朝食の準備を終わらせなければいけない。実は達央にしか話してないのだが、前回の診察で主治医から「次回、旦那様も一緒に来られることは可能ですか？」と尋ねられた。恐らく、柚々奈の治療のことで何か重要な話があるのだろう。だから念のため病院に行っている間柚々季はお兄ちゃんに預けることにした。お兄ちゃんは今日はオフで柚々季もとても懐いているので安心して預かってもらえる。病院の前にお兄ちゃんの家によって柚々季を預けた後病院に向かう。家からお兄ちゃんの家までが約10分でそこから病院までは約30分。だから1時間前に家を出れば間に合うはずだ。そして今日はお昼ごはんが少し遅くなりそうなのでしっかり朝食を用意する。ご飯を炊いてみそ汁を作った。あとは昨日多めに作ったから揚げを揚げ直したら朝食の準備は完成。朝食の支度が終わり時計を見ると8時40分を指していた。少し早いが柚々奈だけ起こすことにした。柚々季と達央が起きればご飯を並べたり柚々奈の着替えやトイレなどいまやれることを先にやることにした。

A「柚々奈、柚々奈、起きて。」
柚々奈「まぁま？おはよ…」
A「先に起きて準備しちゃおう？」
柚々奈「うん…」
柚々奈をベットから降ろし、抱っこしたままリビングに向かう。そして、トイレに連れて行ってから用意しておいた洋服に着替えさせる。
柚々奈「まま、かみのけあみこんでうしろでむすんで！」
A「わかった。じゃあ今日はポニーテールにしようっか。」
柚々奈を座位保持椅子に座らせ、要望通り左右で編み込みをしてポニーテールに結ぶ。
結び終わると柚々奈の前に鏡を置く。
A「どう？」
柚々奈「かわいい！ありがと、まま！」
A「うん。じゃあままは柚々季たち起こしてくるからさとぅと待っててね。」
柚々奈「うん！」

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