成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

ジェイムズさんの行動 ページ16

A『ああ♠
食べる前に動いておいた方が美味しくいただけるだろう？』

赤井の目が少し光が宿った

赤井『ホー…友人へ渡す前に食べる
というのか？
本当は友人に会う予定は無いんじゃないのか？』

ニタリと笑みを浮かべた後

A『ん？ボクはお昼を食べてなかったからね♠
お腹でも鳴らして、友人に気を使わせないように食事をとるんだよ♥
最近のドーナツショップは昼食を気軽にとれる♦
で、キミは何を疑っているんだい？』

赤井を見れば、
フッと笑みを浮かべた

赤井『いや…少し気になったんだ
こんな仕事柄なものなんでね…
不快にさせたなら、すまなかったな…』

車が道路脇に停まった

A『別に気にしないさ♠
じゃあ、送ってくれて ありがと♦』

ｶﾞﾁｬ 車をおりた時に助手席を見れば
ジェイムズは腕時計を見つめていた

ｼﾞｪｲ『おお！もうランチの時間をだいぶ過ぎていたようだ
どうだね？赤井君、
我々も一緒に行かないかい？』

(ん？ついてくるの？
うわ、死神2号こっちを見たよ…)
※表情は変わっていません

赤井『構いませんが…』

チラリとAの顔を見たが

赤井『一緒に行っても構わないか？』

A『良いよ♥
FBIの捜査官様方のお口に合うかは、
わからないけど♠』

笑顔で会話に入る

ｼﾞｪｲ『いやいや、我々は
そこまでのグルメではないから心配はいらないよ
駐車場の場所を教えてもらっても？』

はぁ… とため息を1つ溢した後

A『ああ、構わないよ♠』

"だけど、彼の方が詳しいんじゃないのかい？"
という言葉を飲み込み

もう一度、車に乗車し駐車場の入り口を伝えた


駐車場に車を止め おりた後に

A『この格好じゃ、目立つだろう？
メイクを落としたら合流するよ♦』

ｼﾞｪｲ『いや、ここで待たせてもらうよ』

A『じゃあ、急いで落としてくるよ♠
ここの店は駐車場付近にある建物にしか化粧室しか無いからねぇ♦』

歩いていく、後ろでジェイムズと赤井が何かを話している気配を感じながら
女性用の化粧室にて化粧を落としてジェイムズさん達がいる駐車場へと向かう

(あ、声を…っと戻さないとな)

A『すまない、待たせた』

2人の頭に『？』が浮かんでおり

赤井『お嬢さん、人違いではないか？』

A『ん…？
ドーナツ屋に一緒に行くんじゃなかったかい？』

ｼﾞｪｲ『ん？君はもしかして、モロウ君かね！？』

ニッコリとした後、声を変えずに

A『正解♥』

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