成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

遭遇する事件 ページ17

赤井『ホー、まるで
ベルモットいや、魔女の変装の様だな』

ﾋﾟｸｯ Aの肩が震えた

(何で？意識も何もせずに身体が震えた…
何に反応をした…？
変装や化けたみたいだ…とか言われても何も無かった…なら、ベルモット？
いや、違う…"魔女"という言葉だ
誤魔化した方が良いかな)

A『ベルモット…
ｸｸｸ…女優と一緒の扱い…か
まあ、行こうか？』

赤井は顎に手を当てたまま、何かを考えながら着いて来ている

ｼﾞｪｲ『にしても、ドーナツ屋の隣にレストランというのは珍しいね…』

フレンチの3つ星レストランを見つめる
ジェイムズ

A『ここかい？
ああ、ここは…ｸｸｸ
成功が訪れるフレンチが食べれるお店だよ♠
ドーナツ屋はやめて、ここにする？』

お店の中を少し覗き

ｼﾞｪｲ『フレンチというのも、良いかもしれないね
どうするかね？赤井君？』

赤井『ああ…俺はどちらでも構いませんよ…』

中に入れば、オーナーシェフとカメラマンとタレントさんが話をしていた

ﾀﾚﾝﾄ『コチラは3つ星フレンチレストランの
シュプリームSiroda(城田)☆にて放送致します！
では、オーナーシェフの…』

タレントさんは隣に立つオーナーシェフにマイクを向ける

ｵｰﾅｰ『ご紹介を受けました
オーナーシェフの城田 勇司です』

穏やかな口調で答えるオーナーシェフ

ｵｰﾅｰ『では、お客様に気を使わせていけないので
私の個人厨房にてお話をしましょう…』

カメラマンとタレントを連れて奥へと入っていった



その様子を見た後…

ｼﾞｪｲ『…フーム、このお店はやめておくかね？』

赤井『入店したからには、何か食べてから
早めに出れば良いのではないかと…』

ジッとオーナーシェフ達が立ち去って行く方向を見つめ

A『…このお店は、何か食べてはいけない何かが入っているかもしれないね♦
ボクは帰りたくなったけど…』

と表情を変えずに言うAの顔を覗き込む

赤井『ホー…それは、どういう……』





『キャアアアァァァァ!』


厨房の方から悲鳴が上がる

赤井『！！』

ﾀﾞｯ 悲鳴を聞いたとたんに厨房の方へと走りだした、そんな赤井を追うジェイムズ


(…事件に巻き込まれたか♠
まあ、良いか♦
ここで、実力の一部を見せた方が面白いかもね♥)

赤井『Don't move！！』

ﾎﾟｶﾝ と固まる人達の間をぬって入れば

鍋のある方に倒れたのがわかる
鍋の中身は辺り一面に散乱し、被害者はスープを大量に被って倒れていた

警察の到着→←ジェイムズさんの行動

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