じゅうろく ページ17
〜銀時side〜
松「えっ？A…？何でここに…てか何で私怒られたんですか？？」
松陽を含め状況の分かっていない俺たちにAがにっこりと笑って口を開く
『…あのですねぇ？学舎が無くなったら塾云々の前に今日帰る場所はどうなるんです？』
松「あ…」
考えてなかったのな…松陽…
『私とあなただけであれば野宿でも何でもいいでしょうけど まだ齢10にも満たない子供が居るんですよ？それも三人！風邪引いたらどうするんですか？ 現実的に考えて野宿はないでしょう。塾を建て直すにしろそこまでお金に余裕はありませんよ？』
人数にさらっと高杉と桂も含めてるって事は高杉が勘当されたことも大体察しているんだろう
まぁ、確かに野宿には俺も慣れてるから良いとしてボンボンの高杉や桂にはキツイだろうし
あと、金も… いやこれ一番重要かも
松「…返す言葉もございません」
ふぅ…とAがため息をついた
『そんなことだろうと思いましたよ。
大丈夫です、手は打ってきました』
血のついた刀を握るとにっこり笑うA
松陽の顔が若干ひきつる
松「ちょっとまって何したんですか君」
『え？ちょっとお役人様を脅しっ…いえ、お願いしてきたんですよ″松下村塾取り潰さないでください″って
物分かりの良い優しい方々で良かったです』
ニコニコと人の良い顔で笑うA
銀「ねぇ今脅しって言ったよね？脅しって言ったよね？！」
何したんだよこの人！？
松「え！A大丈夫ですか？怪我してませんか？」
銀高桂「「「心配すんのそっち！？」」」
俺むしろ役人が心配なんだけど
『何はともあれ一件落着です。
今日は色々疲れましたし、早く帰ってご飯にしましょう？』
一件落着かどうかは分かんないけど
こうして高杉と桂を含めた生活がスタートした
そしてAには逆らわないと心に刻んだ三人の子供だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます！泣ける（？）かは分かりませんが、世界観しんどいです。頑張ります。 (2020年3月9日 20時) (
レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - (´；Д；`)おお・・・最新話泣ける（？） (2020年3月6日 17時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月8日 17時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - たまたまこの小説見たけど、めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2020年2月8日 15時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - いえいえ！読んでいただいてありがとうございます！同士がいてくれると嬉しいです！ (2020年1月26日 20時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊雪之丞＊yukinojyo | 作成日時：2019年6月16日 22時
