【刀剣乱舞】元ヤンですが、なにか？４【一期一振】 (ページ33)

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百六十五ページ33

こんのすけ「最高司令官様がおられる部屋は最上階の53階でございます。ですが機密情報が多いため、35階からは特別な許可を得ている方のみ入れることになっています」
遥「特別な許可、ね」
鬼神丸「先程のような真似はもうしたくない」
遥「それは最終兵器だな」
鬼神丸「…」

鬼神丸が相当嫌な顔をしているから、その方法はもう使わない方がいいだろう。

となると、やっぱり…

遥・一期「強行突破」
陸奥守「…なんじゃ、そがぁに仲良くなっとったか！」
遥「パクらないでくれる」
一期「そちらこそ」
こんのすけ「しかし審神者様、強行突破なんてしたら後が大変でございます」
遥「しらね」

今んとこアタシは意味のわからない逮捕をされているんだ。

どう考えても向こうに非がある。

遥「準備はいい？」
鬼神丸「あぁ」
陸奥守「任せちょき！」
一期「いつでもどうぞ」

3人とも抜刀し、いつでも戦えるようになった。

戦闘狂ってわけじゃないけど、この戦いが始まる瞬間はいつも気分が高揚する。

思わずニヤけるアタシを見て、こんのすけは(おそらく)苦笑いをした。

遥「…突撃だ！！」
「それは困る」
遥「へっ！？」

出鼻をくじかれ思わず転けると、声の主は情けない声を出した。

「ご、ごめんね、大丈夫かい？」

顔を上げると、心配そうにこちらに駆け寄ってくるオッサンがいた。

遥「ってぇな何すんだよオッサン！！」
「おっ…！？」
こんのすけ「さ、最高司令官様…！！」
遥「…ｴｯ」

今、聞き違いじゃなかったら…最高司令官って…

最高司令官「んんっ、ゴホン…君が遥さんだね。待っていたよ」

雰囲気がほんわかしているから信じ難いが、どうやら本当に最高司令官らしい。

……やってしまった。