【HQ!!】陽キャとイケメンが嫌いな高校生【男主】 (ページ12)

今日:31 hit、昨日:44 hit、合計:378,326 hit

11話ページ12

ー翌日

影山｢おはよう｣

『……えっ…あっ…お…おはよう……』

俺昨日付きまとうなって言ったよな…？

いや、これは付きまとうに入らないか…？

ただの…挨拶だもんな…

日向｢黒崎っているー！？｣

影山｢うるせぇ日向ボケェ！｣

…嘘だろ

俺は危険を察知して陽キャとは反対のドアから逃げた

月島｢あ、昨日の。何急いでんの｣

『ヒィッ』

山口｢ホントだ、顔真っ青だけど大丈夫？｣

『……ごっ、ごめんなさっ…』

日向｢いたー！！！｣

『ヒィィィッ！』

俺はメガネイケメンくんとソバカス(多分陽キャ)くんを避けて逃げた

月島｢…なるほどね｣

山口｢日向…ホントにやめてあげなよ…
バレー部に勧誘とか…昨日嫌だって言ってたでしょ？｣

日向｢でもよ！あの影山が上手いって言うやつだぞ？気になるじゃねえかよ！｣

月島｢そうだとしても、本人嫌がってんだからやめなよ。｣

日向｢ぐぬっ…｣

_______________

…俺は陽キャから逃げて個室トイレに隠れた

…スマホ置いてきたから今何分かわからない…

……あ、やべ、チャイム鳴った気がする

俺はこっそりトイレから出て教室に向かった

先生｢おーい黒崎。もうチャイム鳴ったろ｣

廊下で丁度先生と会った

『あっ…す、すみません…朝から気分悪くて…』

先生｢大丈夫か？無理すんなよ｣

『…はい……』

あながち間違ってない

昨日と今日でストレスで胃が痛いのは事実だし…

後ろのドアからこっそり入り席に着いた。

そしてそのまま普通に授業を受けた。

_______________

そして昼休み。

俺は今日も音楽室に向かう。

日向｢黒崎ー！！一緒に昼飯食お！！｣

『ヒッ…！あっ…ごめんなさい！無理です…！』

俺は走って音楽室に逃げる

日向｢…やっぱり嫌われてるなぁ…｣

…もう嫌だ…

バレー部の見学になんて行かなきゃ良かった…

音楽室に着き、音楽室の隅で昼飯を食べる

胃が痛すぎて昼飯が喉を通らない。

結局大好きなばあちゃんの手作り弁当を半分も残してしまった

『…ごめんばあちゃん…』

独り言をこぼし、ストレス発散にピアノを弾くことにした。

最近の日課かもしれない。

昼休みに音楽室に来てピアノを弾く。

ピアノが特別好きというわけではないが、ピアノが弾いていると少し心が楽になる。

〜♪

『…〜〜♪』

いつの間にか声に出して歌っていた。

｢綺麗な声とピアノだね｣