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外の世界はまるでSF映画のようだった。
近未来的で、果てしなく高く
そびえ立つビル群。
本当にそこは歩けるの？と疑いたくなるような道が
四方八方にある。
そして空を見上げれば、私と壱馬くんを引き裂く原
因となった警察の飛行機のようなものが、何台も飛
んでいる。
「すごい…。」
嘉「え？なんか言った？」
「ううん！なんでもない。」
だけど、こんな広い所でどうやって壱馬くんを見つ
けだそう…。
しかもお金もない一文無しで、生活しながら見つけ
るなんて無謀もいいとこだ。
外に出たはいいけど、お先真っ暗なんて…。
嘉「よし、ここら辺ならもう安全だよ。駅も近い
し。」
「あっ、ありがとう…。」
そう言って、パッと嘉将くんの腕を離す。
あぁ…、頼みの綱はここでお終いか。
でも、なんとかしなければ…。
私ならできる…やるしかないんだ！！
意を決して、嘉将くんにお礼を伝える。
「色々、ありがとう！じゃっ！」
と、どこへ向かうかも決まっていないのに、歩き出
そうとしたら、
嘉「A、助けてほしい時はちゃんと言わなき
ゃ。」
「えっ…？」
振り返ると私の方まで歩み寄り、ガタイの良い彼は
少し屈んで私の目線に合わせて、
嘉「どっかからワープだかしてきた女の子が今から
ここで一人で生活するなんて無理だよ？」
「なっ！なんで…！」
なんで知ってるの？！全然そんな素振り見せなかっ
たくせに！！という言葉すら驚きで出ない。
嘉「Aがあの場所に移動してきた時、実は俺、側
で見てた。PCやってて、ふと見たらホログラムで
Aの姿が映って…って感じ。」
「じゃぁ…私が異世界から来たって…、」
嘉「ごめん、気づいてたよ。」
少し苦笑いで言う嘉将くん。
「じゃぁ、どうして仲間にバラさなかったの？」
嘉「んー…なんとなく？笑」
「なになんとなくって！笑
まぁ…私は助かったからいいけどさ…。」
嘉「そしたら探してる間、生活の保障は俺がしてあ
げる。その代わりAもLUPUS探すの手伝っ
て。」
「えっ！でも…、」
嘉「いいじゃん、お互い探してる人は一緒。見つか
ればお互い目的も達成できるし、一石二鳥。」
そう言って、鍵のようなものをチラつかせる嘉将くん。
だけど窮地に立つ私には、その言葉が魅力的で頷く
しかなかった。
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みそじ(プロフ) - miyuさん» コメントありがとうございます！お答えしたいところなのですが、気長に更新を待っていてくださると嬉しいです（ ; ; ）私も早く更新できるよう努めますね（ ; ; ） (2019年7月22日 22時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ROWDYの皆さんは助かったけど､JIGGYの皆さんはどうなるのか気になります！嘉将くんたちはどうなるのでしょうか？あと今後Astro9の皆さんは出てくるのでしょうか…？ (2019年7月22日 13時) (レス) id: 7aced33e2c (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！更新遅いですが、飽きずに見に来て頂けると嬉しいです！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです(^^)最近バリボも片足ハマりかけてるので、お話し作れたらなって思ってます！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - なんか気になったので続きが見たいです (2019年7月20日 0時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年7月7日 14時
