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それから嘉将くんの言葉に乗せられて、
私は彼の持ち物である、ホテルのような
場所の一室で過ごすこと数日。
窓の外を見れば、私の世界とは比べ物にならないほ
どのネオンの数で夜なのにとても明るい。
嘉将くんは毎日必ず、顔を出しに来ては食べる物を
一緒に買いに行ったり、生活に困らないよう気を使
ってくれているのが分かる。
私も一人で外を出るのは不安もあり、一緒に行動し
てくれるからありがたいんだけどね…。
だけど、相変わらず壱馬くんたちの情報は何も掴め
ずで、嘉将くんたちも苦戦しているようだった。
トントン
部屋のドアのノックに気づき、窓から離れる私。
ガチャガチャと鍵を開けて入って来た嘉将くんとは
だいぶ打ちとけられるようになった。
「今日も情報無し？」
嘉「…そうだね。Aも？」
ベットにボフンッと腰掛けて聞き返してくる。
「うん…。聞き込みするわけにも行かないから、昼
間に少しその辺で行き交う人を見てたけど…それら
しき人もいない…。」
嘉「まぁ追われてる身だからね…。昼間は動かない
かもね。」
そうだよね…、追われてる身ならわざわざリスクの
高い真昼間にいるわけないか…。
「はぁ…。」
嘉「…夕飯まだでしょ？買いに行こ？」
嘉将くんは少し微笑んで私の手を引いて、部屋を出る。
外は相変わらず寒くて、夜だと更に寒さを感じた。
「さむーい！！」
嘉将くんから借りたままのミリタリーの上着を羽織
っても身を縮める私に、寒がりすぎでしょと笑い
ながらつっこまれる。
「ほんとに寒いんだから！」
嘉「はいはい、わかったよ。笑」
「あ！今適当に返事した！」と二人で笑い合ってい
たら、狭い路地に辺りをキョロキョロしながら入る
見覚えのある人が目に入り、私は立ち止まる。
「えっ…、」
あの金髪って…もしかして…。
嘉「どうしたの？」
立ち止まった私に気づき、振り返る嘉将くん。
「ううん、なんでもない！ちょっと部屋に忘れ物し
たから先に歩いててくれない？」
嘉「え…でも夜は危ない…、」
「大丈夫！すぐ戻るから！ごめんね！」
私は嘉将くんの言葉を遮って、来た道を引き返した
フリをして、さっきの狭い路地を探した。
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みそじ(プロフ) - miyuさん» コメントありがとうございます！お答えしたいところなのですが、気長に更新を待っていてくださると嬉しいです（ ; ; ）私も早く更新できるよう努めますね（ ; ; ） (2019年7月22日 22時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
miyu(プロフ) - ROWDYの皆さんは助かったけど､JIGGYの皆さんはどうなるのか気になります！嘉将くんたちはどうなるのでしょうか？あと今後Astro9の皆さんは出てくるのでしょうか…？ (2019年7月22日 13時) (レス) id: 7aced33e2c (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます！更新遅いですが、飽きずに見に来て頂けると嬉しいです！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - アリサさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて嬉しいです(^^)最近バリボも片足ハマりかけてるので、お話し作れたらなって思ってます！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - なんか気になったので続きが見たいです (2019年7月20日 0時) (レス) id: 454e79f10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年7月7日 14時
