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加納くんとの電話を終えた私は
自室のベットに横向きに寝転んだ。
私は、加納くんと前に進むんだ。
これでいい、なぜかそう自分に言い聞かせる自分がい
ることがモヤモヤする。
そして同時に、ローテブルの上に綺麗に畳まれた、昨
日着ていた私の洋服が目に入った。
そういえば私、着替えた記憶無いんだけど…。
パパがやってくれた？いや、でもさすがに私も良い歳
だ。
もうそこら辺は、父と娘としてありえないはず…。
ってことは…まさか…、壱馬くんが…？！汗
「嘘っ？！！」
ガバッと起き上がった瞬間、部屋のドアをノックして
ナミちゃんが入って来た。
ナミ「なーにが嘘なんですか？」
部屋で一人、声を上げていた私を不審な目で見ながら
言う。
「えっ？！あっ…いやっ…、」
ナミ「まさかあの時介抱したのがヨッシーじゃなく
て、壱馬くんだったとはっ。」
まるで自分の部屋かのように、ナミちゃんは私の隣に
ドサッと腰掛ける。
まぁ、今に始まったことではないんだけどね…。苦笑
ナミ「相変わらず、優しすぎません？壱馬くん。」
「もともと…優しい人だよ…、壱馬くんは…。」
ナミ「だって別れたのに普通、具合悪いとはいえ家ま
で送ってくれたり、わざわざ差し入れみたいなの届け
に来ますかね〜？」
どこか探るように言われて、なぜか焦る私。
「きっ、きっと放っておけないタチなんだよ！うん、
きっとそう…。」
ふーん、とナミちゃんは目を細めた後、ローテーブル
に乗っていた昨日の洋服を手に取って、
ナミ「んでっ、どうでしたっ？いつもとちょっと違う
雰囲気のAさんを見た周りの感想は？」
我ながらセンスは良いと思うけどな〜と、ワンピース
を広げるナミちゃんの隣で、私は正座をし直して言っ
た。
「…そのことなんだけど〜…、」
ナミ「着替えた覚えが無いぃ？！！！」
かくかくしかじかと、気づいたら部屋着でベットの中
にいたことを話すと、ナミちゃんは声を裏返して叫ん
だので慌ててその口を塞いだ。
「シーッ！汗
ちょっ、パパに聞こえちゃうよ！！汗」
ナミ「いや着替えた覚えが無いって…、パパさんがや
ってくれたんじゃないんですか？」
「それは確率が低いと思う…。私もいい歳だし、そこ
はさすがのパパも遠慮はすると思う…。」
ナミ「じゃなに、壱馬くんが着替えさせてくれたかも
ってことですか？」
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みそじ(プロフ) - ましゅさん» お返事遅れてしまいごめんなさい（ ; ; ）こちらこそ最後までお付き合い頂きありがとうございました！ (2021年3月22日 22時) (
レス) id: 4773dc142a (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - わぁー(;_;)壱馬くんsideとカリンsideありがとうございました！良かったです。改めて完結おめでとうございます☆ (2021年2月28日 22時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ma9さん» お褒めのお言葉ありがとうございます！更新できるよう頑張ります！ (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - まりさん» コメント&お褒めのお言葉ありがとうございます！ (2021年2月12日 10時) (レス) id: 6c1fcd7cbb (このIDを非表示/違反報告)
ma9 - おまけストーリー面白かったです。サイドストーリー楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2021年2月8日 22時) (レス) id: aa709fe039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2020年10月19日 12時
