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最近、何人かの距離感が前より変化して、

それを異常と感じる私が

おかしいのかと思う。





だからちょっと翔平くんで実験を試みてみた。




翔平くんはメンバーの中で一番接しやすく、弟って

感じで唯一緊張しない男の子だ。







だから私と彼等、どちらが正しいのか思い切って彼

等の立場を体験してみることに。







まずその1。



「翔平くん、なんか悩みごとない?」




冷蔵庫から、飲み物を取り終わった翔平くんを捕ま

える。





翔平「悩みっすか?んー…なんだろ…あ!

Aさんに未だに敬語使ってしまう時があるこ

と!」





ポンッと頭にひらめいたマークが目に浮かぶ翔平く

んを、思いっきり抱きしめてみた。





そう、陸さんのように。





翔平「ななななんすか?!えっ?!なに?!!」





体が明らかに硬直する翔平くん。


まるであの時の私のよう。





やっぱり翔平くんも私と同じような反応するってこ

とは、これは私が正しいのでは?!





そして翔平くんをギュウギュウ抱きしめながら、陸

さんと同じ言葉を言ってみた。





「元気がない翔平くんにパワー注入!」





翔平「いやっ…最初っから元気ありましたけ

ど…。」





慎(あの二人何やってんの。)






その2。



ソファでうたた寝している翔平くんの隣へ。



翔平「Zzzz…。」




頭が触れるか触れないかの距離まで近づいたところで、



壱「なにやってん?」





翔平くんの私とは反対側に座る壱馬くんが、怪訝な

顔で聞いてきた。



「しー!ちょっと実験。」




起こさないよう翔平くんの隣へするりと流れ込むよ

うに座る。






んー…、これは寝てるし何とも言えないなぁ。





しかもそれをやった本人、そう壱馬くんは目の前に

いるっていう。




いやこれは、次だな次。



私はむくっと起き上がり、その場を後にした。





壱「…。」



ボフンッ

(クッションを上から翔平に落とす)




翔平「ふぁい!!何事ですか?!!」



壱「どないした?」



翔平「えっ…あっ、なんか夢だったみたいです。」

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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , 青山陸   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて良かったです!ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます!☆更新頑張ってください! (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年5月27日 10時

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