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その３。
夕飯も食べ終わり、リビングには
ソファに壱馬くんと慎くん。
ローテーブルを囲うように、陣くんと翔吾くん、
山彰くんと、翔平くんが座っている。
もちろん私は迷いもなく、テレビを見ている翔平く
んの隣へ座る。
翔平「っ！今度はなんですか？！」
ちょっと、いやだいぶ警戒されているよう。
みんなも不思議な目で私たちを見てくる。
「何もないよ。ただここに座りたかったから、それ
だけ。」
翔平「そっ、そう…。」
どこか落ち着きのない翔平くんに、私は手っ取り早
く済ませたくて、ダイレクトに言ってみた。
「ねぇ、翔平くんの手見せて。」
翔平「えっ？！」
壱「どういうことや？」
陣「もしかして手相とか？」
外野がザワザワとしてるけど、気にせずオドオドし
ている翔平くんの手と私の手を合わせてみる。
「翔平くんの手、ゴツゴツしてて意外と大きいんだ
ね。」
翔平「ちょちょちょちょっと！」
翔吾「えっー！まじか！笑」
慎「翔平さん顔、赤っ。笑」
山彰「翔平にもついに春が来たか。」
うーん…イマイチ分からない…。
翔平くんのリアクションはあの時、北ちゃんにされ
た時の私の心の中と同じように見えるから、やっぱ
り私がテンパったのは誰でもありうることなんじゃ？
そのまま頭の中で色々答え合わせをしていたら、急
に誰かの手が私の手首を掴んだ。
壱「もうええやろ。」
「えっ？あっ、ごめん。」
翔平「壱馬さーん！泣」
陣「なんやその翔平の乙女なリアクションは！笑」
壱馬くんはすぐに私の手首を離し、またボフンっと
ソファに座った。
とりあえず一通りやってみたけど、やっぱり私は間
違ってない、という結論が出たからか少しスッキリ。
満足した気分で自室に戻る前に、
「翔平くん、ビックリさせちゃってごめんね。お詫
びに明日翔平くんの好きなもの作るね。
じゃみんなもおやすみ。」
翔平「えっ…あっ…ありがとう…ございます？」
翔吾「良かったな〜！色々と！笑」
慎「まさかAさんが翔平さんをとは…。」
陣「確かにAさん、翔平には気を許して見えるわな。」
翔平「そっ、そうですかね〜？」
山彰「お前が悶えてるのもっと見たかったわ。」
翔平「山彰さんドS！」
壱「…。」
ボフン(クッションを翔平に投げつける)
翔平「えっ？！なんでなんで？！」
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
