みすまっちLv.Max【そらる】

Lv.23 ページ23

昼に、ろんと話していると、彼女の口からびっくりする話を聞いた


「私、14日に変な係になった」



「え、そうなの？」


「勝手に先生が選んできたの」



友達とかにチョコ配る時間が消えちゃう…なんて悲しそうな顔をした



あれ？

その話、さっき彼方君からも聞いた気がする



クラスに1人ずつくらい選んでるんかな〜




私はろんにドンマイ。と言うと


頬を膨らませてきた

チョコ渡しに行くからと伝えると
嬉しそうな顔をして


待ってる！！

と私に抱きついてきた。


彼女からはゴージャスな感じのいい香りがした。




天宮先輩の言う通り、チョコ配り合うんだなぁって思った。



ああ、なに作ろうかな。







彼方君、ビターって言ってたっけ？




帰りに板チョコ買っていこうかな






*




「まだ作るチョコも決まってないのに、何板チョコ手に取ってるの」



帰りに寄って板チョコを買おうとスーパーに寄った。



「…っ天宮先輩」



「よっ、Aちゃん」




図書室ね〜とか言われてたのに、何も言わずに学校を出た私



「なんでいるんですか？」



「図書室行こうとしたら帰るAちゃんを見たからね」



こういうことは、彼方君にされたい





「で、まだ決めてないのに買ってどうするつもりなの？」



「ゔっ…買いたくなったんです」

そう言った私を見て笑った。



「何にも考えてないと、慌てるだけだよ〜」



「彼方君見たら作ること考えちゃったんです」




「好きだね本当、彼のこと」



「もちろんですよ！かっこよすぎてやばいです！」



彼方君のことならいつでも語れる


「じゃあ、買っちゃえチョコ」


「え？」


「買ったら作らなきゃって思うでしょ」



明日は絶対、図書室ね？
俺の作戦も話すからさ




マフラーをつけた先輩はそう言ってその場から離れた

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