みすまっちLv.Max【そらる】

Lv.19 ページ19

「俺がつけたみたいにしてごらん」



これはこれでイケメンだっていうのが問題なのだろうか。

でも、イケメンじゃなかったら
やろうとも思わないのは確かだ


「やっぱり、彼方君以外にできません〜」


「一途だなぁ…」



「彼方君だけですもん」



そう言った私に彼はとても意地悪なことを言うのだ




「でもね、Aちゃん。」


「？」



「もう遅いよ」



首元をツンツンとして、ニヤッと笑った。


先輩が指したのは、噛まれたキスマークのついた部分



「もう、俺につけられちゃってるから今更だよ」




「これはカウントしないってことにしましょうよ」


「彼に見られてるのに？」


「ゔっ…」




天宮先輩はそんな私を見て笑う。


「はいはい、ほら諦めてやってみようか〜」




人を噛むなんて、食べようとしてるみたいでなんかこう、ね？
抵抗あるじゃん。


先輩は私の両手を掴んでぐっと引っ張ってくる




「ここだと誰かが来たら怖いからやらないのか〜」



「え」



「わかったわかった、この間みたいに奥にすればよかったね」



どうしてそうなってしまうのだろうか

そんなことしてしまったら
また、逃げられない




「ほら、これで人にバレないよ？」




「む、むりです！！恥ずかしい」



「なんか、キスする前の女の子みたい」



なんか、ずっと天宮先輩に馬鹿にされてるみたいだ。




「じゃ、じゃあ先輩もう少ししゃがんでくださいよ」



「あ、する気になった？」



「そんなんじゃないですけど…」



「わかったよ。」


なんか、天宮先輩に馬鹿にされてるのもムカつくよね

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