みすまっちLv.Max【そらる】

Lv.17 ページ17

「反応は？」


「最初はキスマークって聞いてきてたけど、結局ぶつけただけだよね？って感じだった」





「え、キスマークか疑ったのに、結局違うと思ったの？」



2人とも不思議そうな顔をする

そんなに誰が見てもキスマークなのだろうか


「で、そらるさんその後どうしたんですか？」



「帰った」




まふくんは、溜息をついて


「そらるさんもキスマークくらい気づくはずなんですけどね」


と笑う。




私だって気づかれたと思った。



敢えて、私が彼につけてほしいと言ったことは言わないでおこう…


謎の空気になってしまった

*


すると突然、歩いてお菓子づくりの本を持ってきた天宮先輩


「ちょうど来週バレンタインじゃん」



「そうですね」



「俺らの学校のバレンタインって結構すごいんだよ」



なんて笑いながら、何かプリントを持ってくる



「1週間前から貼る紙だよこれ」



「すっごいバレンタイン推してますね」




14日は授業自体はあるのだが、少し早めに終わって、放課後にチョコを交換したり渡したりするらしい




天宮先輩は去年沢山貰ったって言ってた。



聞いてないけどね。







「Aちゃん、そらるさんに作るの？」



先輩はこちらをじっと見つめて聞いてくる






「その予定ですよ！」


「ふふん〜、俺良いこと思いついた」

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