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Lv.16 ページ16

するとクスクスと笑いだした彼方君


「嘘だよ、つけないってば」



「…えー」


「俺がそんなことするわけないでしょ?」

彼の瞳がゆらっと揺れて私を見る


「その痕、何かぶつけたとかだよね?反応が面白いから意地悪なこと言っちゃった」




本当は、噛まれた痕なのに。

貴方に噛んだ痕をつけられるならいいのに


勘違いしてくれてよかったのか、
本当は気づいて、私につけてほしいと思ってしまっているのか


モヤモヤする。


「じゃあ、俺帰るから」


私がぼーっとしていると

彼はそのまま教室から出た

黒板のチョークの文字は全部消えていて


私は心臓の音で可笑しくなりそうなまま
また図書室へ向かった。




*


「あれ」



「ああ、Aさん」



私が図書室へ入るとそこにはまふくんも居た



「やっときたね」



天宮先輩にそう言われて、急いで彼らの座っている近くに私も座った


「どうしてまふくんが?」



「いやぁ、僕も話を聞いてしまった身ですし」




「まふくんもその恋愛相談乗ってくれるってさ」



まふくんは私が彼方君を好きなことは知っているだろう。


まあ、見てればわかるか





「って…絆創膏つけてこなかったんですか?」




まふくんが私の首元を見てそう言う




「あ…いや…その…剥がされた」




「え、誰に?」


天宮先輩が興味津々になって聞いてくる



「…彼方君」


「彼方君?」


「先輩、Aさんの好きな相手ですよ」


「あ、まふくんがそらるさんって呼んでる人か」



まふくんは、天宮先輩に説明し終わると、こちらを驚いた顔で見つめながら

「Aさん、そらるさんに剥がされたんですか?!」

と言う



「う、うん」





するとまふくんは固まってしまった。



「どうしたの?まふくん」



「剥がされたってことは、見られたってことですよね?」



いきなりズイズイと聞いてくる

そんなにびっくりすることなのだろうか

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Rmd(プロフ) - ゆず☆(サブ)さん» ありがとうございます!!ピッタシで読み終わったんですね!?びっくりです!これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます! (2019年2月18日 9時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず☆(サブ)(プロフ) - 面白かったです!!ちょうど読み終わったのが夜の0時0分という!頑張ってください!! (2019年2月18日 0時) (レス) id: 7b6e4089f1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 百千さん» どの作品も好きと言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです(><)そらるさんの作品また作ります!!是非こんな作品がいいぞ!ってものがあれば教えていただきたいです(^^)読んでくださりありがとうございました!! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
百千 - Rmdさんのどの作品も好きですがやっぱりこのそらるさんの作品が自分的に一番好きです!また、そらるさんの作品作ってくださると嬉しいです!これからも応援してます (2019年2月17日 18時) (レス) id: eaa0d175bc (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - しろせさん» 読んでくださりありがとうございました!!涙が出てくるくらいおもしろいと言っていただけてとても嬉しいです!!!(^^)/ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年2月4日 21時

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