Lv.14 ページ14
授業中にいつも話しかけてこない彼方君が急に私に話しかけてきた
「どうしたの彼方君」
「ん」
彼は声に出さずに自分の首をツンツンとしている
「？」
どうしたんだろって思っていると
口を開いた
「…首どうしたの？」
その一言で彼が何を言いたいのかわかった。
私の首に貼ってある絆創膏を指しているのだと
「え…これは…」
「絆創膏してるってことは怪我したんだよね」
いやいや、聞いちゃうんですかそれ
先輩に噛まれましたなんて言えるわけない…
「そうそう、怪我しちゃったの」
私がそういえば、ふーん。って言ってまた突っ伏した。
よかった。彼方君がこれ以上聞いてこなくて…
*
今日は私が掃除当番の担当だった。
放課後、黒板を消していると
「有栖川さんって背小さかったんだ」
背後からそう言われた。
「彼方君っ！！」
「全然手届いてないじゃん」
私の手が1番上まで届いていないのを見てそう言った。
「届かないんだよ〜」
そう言ったら、少し笑った彼方君
「仕方ないから、俺が上の方やってあげる」
横にあったもう一つの黒板消しを持つと、消せなかった部分を彼方君が消し始めた
「いいの…？」
「俺がやらなきゃ、黒板消えないでしょ？」
こちらを見て鼻で笑った。
その顔がまた、爆発的なイケメンさ溢れる顔をしていて
「かっこよすぎ…」
鼻血でそう…
私が黒板を消すと、背後からその上の部分を消してくる
すると不意に彼方君の息が背後から耳にかかってきてドキドキした
「本当に、これは怪我なのかな」
ぽつりと呟いた声が突然聞こえて
私の首元に彼方君の指が触れた
「えっ」
「剥がしてみよっかな」
口角の上がった彼方君が見えた気がした
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Rmd(プロフ) - ゆず☆(サブ)さん» ありがとうございます！！ピッタシで読み終わったんですね！？びっくりです！これからも楽しんでいただけるよう頑張っていきます！ (2019年2月18日 9時) (
レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず☆(サブ)(プロフ) - 面白かったです！！ちょうど読み終わったのが夜の0時0分という！頑張ってください！！ (2019年2月18日 0時) (レス) id: 7b6e4089f1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 百千さん» どの作品も好きと言っていただけてめちゃくちゃ嬉しいです(＞＜)そらるさんの作品また作ります！！是非こんな作品がいいぞ！ってものがあれば教えていただきたいです(^^)読んでくださりありがとうございました！！ (2019年2月17日 19時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
百千 - Rmdさんのどの作品も好きですがやっぱりこのそらるさんの作品が自分的に一番好きです！また、そらるさんの作品作ってくださると嬉しいです！これからも応援してます (2019年2月17日 18時) (レス) id: eaa0d175bc (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - しろせさん» 読んでくださりありがとうございました！！涙が出てくるくらいおもしろいと言っていただけてとても嬉しいです！！！(^^)/ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rmd | 作成日時：2019年2月4日 21時
