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慧side
、
、
慧「やだっ、、そんなの、、ねぇ、、美彩都っ、、、どこ、、」
、
桜田「泣き出したっ！！ねぇっほんとヤバイよコイツ！」
、
だんだん薄れていく意識の中で桜田の甲高い笑い声が聞こえてた
、
、
桜田「彼女に我慢させて、彼女にへばりついて。彼女に甘えて！！女々しいなぁ！お前みたいなクソみてぇな男本気で好きなやつなんてこの先もずっと居ねえよ！」
、
、
慧「美彩都っ、、美彩都、どこ、ねぇっ、、、やだっ、やだよっ、、」
、
男2「変な生き物みてぇw化けもんが！」
、
地面を四つん這いで。
なんにも考えられなかった俺は無我夢中で美彩都を呼んだ。
、
、
桜田「ほんときもちわりぃ。このっ！」
、
慧「っ！！！」
、
、
『いっった、、、慧くん、、大丈夫。私居なくなんないよ。離れないよ。』
、
慧「美彩都っ、、美彩都、、やだっ、っっ、、っうぅ、、あぁ、、、離れないでっ、、」
、
『離れないよ。離れないから。だーいじょーぶ。慧くんのこと好きだもん』
、
桜田が俺の頭をたっかいヒールで蹴ろうとした。
、
そこに美彩都が覆い被さってきて。
雨の匂いに混じって俺の大好きな香りが鼻をくすぐって
、
桜田のヒールは美彩都の背中に命中した
、
、
美彩都にしがみついて泣いた。
、
子供みたいに
、
大丈夫って、俺の頭を抱き締めながら何回も撫でて
、
、
男2「ちょーっとかのじょちゃーん。良い子ぶってんじゃないよほんとはうんざりでしょ」
、
、
『やめてください。私、慧くんのことちゃんと好きなんで。金輪際慧くんに関わらないでください。行こ？慧くん』
、
雨に濡れながら美彩都は俺の手を引っ張って家に帰った。
、
美彩都の手は雨に濡れても温かかった。
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